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会社のお金で得られた体験は、実は貴重だよって話。

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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さて、今回のテーマは「会社がくれた権利はめちゃ貴重」って話です。

まずはこの記事。

いやーーー、レッドブルは強かった・・・
鈴鹿まで観戦に行っていたのですが、完全に独走状態で「競い合う」という観点での見どころは全くない圧勝劇でした。
同じような形のクルマなのに、作ってる会社と乗ってるドライバーでここまで結果が違うものなのか、と驚きました。

ボクはマクラーレンという車にご縁があり、「パドッククラブ」というピットの真上にある完全招待生の部屋のチケットを紹介してもらいました。
これは、オープンに売られているものではなくて、招待された人か、ボクのように「購入する権利を与えられた人」が買えるものです。
ボクは、かなりの金額を出してこのチケットを購入し、かみさんと二人で見に行きました。
正直、通常のイベントでは考えられないような値段でしたが、これもいい経験だろうなと思って買ってみました。
とはいえ、買うには相当な勇気がいる金額でしたし、あくまで「これは投資である!」と自分に言い聞かせて購入しました。

一般に売り出されたチケットは完売だったそうで、どうやら9万人くらい集まったようです。
久しぶりの日本開催だったこともあり、待ち望まれたレースだったわけです。
テスト走行・予選・決勝と3日間にわたって開催されたのですが、ボクはすべての日をパドッククラブで楽しみました。

これがパドッククラブの内部。豪華な食事が食べ放題、高級なワインやシャンパンが飲み放題。

さて、記事にもある通り、今のF1はITを駆使したデータ解析レースです。
その昔は、メインスポンサーはたばこメーカーばかりだったのですが、いまやあらゆるチームのスポンサーには有名IT企業が名を連ねています。
ボクが応援しているマクラーレンも、Google、Webex、VMWare、Dell、Splunkなど、IT企業だらけです。
パドッククラブに入ることのできる人たちの大半は、こういったスポンサー企業の社員の方々でした。
ボクのように、自分でチケットを買ってはいるのは、相当なもの好きだったようですw

そして、ボクは仕事関連の知り合いに会いまくりました。
言葉を交わしただけでも20人以上。
おそらくは、現地にはもっとたくさんのIT関係の知り合いがいたことでしょう。
元同僚や、パートナー企業の方々の多くに久しぶりに会うことができて、途中からなんだか仕事モードになりましたw

ちょっと思ったのが、その場に入ることのできる権利の価値は、どれくらいの人が理解してるのかな、ということです。
実際ボクは、サラリーマン時代なら手が出ない値段でした。
しかし、パートナー企業に勤めていると、こういう権利がなぜか降ってきたりするんですよね。
そうすると、価値観バグるよなって思うわけです。
多分、ボクもバグってました。
マイクロソフトに勤めているとき、社員であるというだけでなかなかできない体験をさせてもらいました。
絶対に自分のコネクションだけでは入れない場所に入れてもらえたり、会えない人に会えたり。
いやーー、会社の資本力ってスゲーんだなと今でも思います。
ただ、ボクはベンチャー企業のお手伝いをしていたこともあって、普通の会社員よりはコスト意識や資本力の差については敏感になれたのかな、と思います。
つまり、会社のお金は粗末にしちゃいけないし、意味のあることに使わなくてはならない。
そう考えると、スポンサーとして招待された時の体験も、雑に扱っちゃもったいないよなと思うんですよね。

会社から与えられている権利を、自分の権利だとはき違えてしまったら、本当に危ない。
会社を引退した後で、今までなら当たり前のように接待などで行っていた高級なレストランに行けなくなったり、飛行機のビジネスクラスや新幹線のグリーン車に乗れなくなったり、ホテルの部屋のグレードが下がったりすることに不満を持つ人は少なくないと聞きます。
それに耐えられずに、不満を爆発させて周囲に暴力をふるったり、鬱になって最悪の場合は死を選んでしまう人もいるとか。

そうならないように、「会社から与えられている権利」は自分一人の力で勝ち得たものではなく、得るためには相当な努力が必要なんだってことは忘れない方がいいだろうなと思います。
ボクは来年も行けるように、がんばって仕事して稼いで。ちゃんと貯金しておこう・・・

マクラーレンF1といえば、このモデルを想像する人が多いでしょうね。
伝説となったアイルトン・セナが圧倒的な王者だった時代。懐かしいな。


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