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達人から学んだ休暇の効果を高める秘訣を伝授します♪

こんにちは。Funleash志水です。前回の記事もたくさんのスキやコメントありがとうございました!

さて、もうすぐゴールデンウィークですね。今年は5月2日 と6日を休めば最大で10連休になるため、休みが待ち遠しいーという方も多いででしょう。昨年は緊急事態宣言の下、自宅で過ごした方が大半だと思いますが、今年は皆さまどのように過ごされますか?

ということで、今日のテーマは「長期休暇」について。日経Comemo「#休んで仕事が捗った経験」への寄稿になります。

旅行にいったり、家族や友人とゆっくり近所で過ごしたり、読書やスポーツに取り組んだり・・長期休暇の過ごし方はさまざまですよね。仕事を離れて心身ともにリフレッシュできる休暇は、仕事の生産性を高めるといわれます。また、日常生活から離れることで新しい発想が生まれ、抱えていた課題や悩みが解決・・そんな効果もあるそうです。

若い時に仕事中毒気味だった私は、意図的に休暇を取らないと時々身体を壊してしまうことがありました。
そのため年に1-2回は海外旅行に行くなど、意図的に長期休暇を取るようにしていました。
休暇は大好きだったのですがおっくうだなと感じることもありました。それは、休暇が終わって仕事に戻るときにオンのスイッチがすぐに入らず、仕事にすんなり戻れなかったからです。休暇明けの職場で、溜まったメールや未完了タスクを目の前にして、ため息をつくこともありました。皆さんも経験ありませんか?

そんな私ですから、休暇を活用するためのアドバイスを語れる立場では到底ないのですが、前職の上司の影響で変化がありました。

通称 『King of Vacation』と呼ばれた(私が勝手につけてからかってましたw)当時の上司は、チームを率いるリーダーはメンバーのウェルビーインのためにも、まっさきに休暇を取るべきだと常に主張し、自ら実践していました(笑)

「充実した休暇によって自分が満たされることではじめて、顧客・部下・同僚に対して寛容になれるんだよ。
そして組織やチームへの貢献意欲が強くなる。アメリカで成功しているリーダーは戦略的に休暇を取っている。休暇の活用においてもリーダーは手本になるべきだ」

というのが持論でした。休みの意義と重要性を唱えるだけあって、仕事以上に念入りに休暇の準備をしていました。

「赤くマークされた週は家族旅行だから、重要な会議や仕事はいれないでほしい。メールや電話は繋がらないからよろしく」

年明けすぐの1 on1ミーティングで、一年間の休暇計画を見せられたときはかなり驚きました。(隔月に休むのかい?と心で呟きつつ笑)
重要な会議があるから仕事は休めないではなく、休みを取るから会議をいれないほしい・・この発想に衝撃を受けました。(ちなみに、上司だけではく、チームメンバー全員がそのようなマインドでした。安心安全で働きがいのある職場環境だったのもKingのおかげです)

今日はそのKingから教わったことに経験も加えエッセンスを披露したいと思います。

①なるべく早く休暇計画をたてる
コロナの影響で先が目えず、事前に計画を立てることが難しくなりました。だとしても、出来る限り早く休暇の計画を立てることはとても重要です。
旅行に出かける場合には、早割が適用されたり費用面でのメリットがあります。また、前もって休暇の計画をたてれば、クライアントや同僚・メンバーに早めに知らせることができます。1-2週間の休暇となると、周囲に迷惑をかけるかもしれないと不安がよぎるかもしれません。早めに知らせれば、周囲も余裕をもって準備ができますし、不在中に起こりうる問題への対応についても話し合えます。
不在中に依頼したい仕事を洗い出し、滞りなく仕事が遂行できるようにしておけば、仕事を忘れて休暇に専念できます。最大のメリットは、早めの計画と下準備があれば、以前の私のように仕事に戻ったらタスクが山積みで立ちすくむという事態が避けられます。

他の人に仕事を任せるなんて気が引ける・・と思う方は、これはVacation Forward (休みの恩返し)なんだと発想を切り替えてみてください。次の誰かにお返しすればいいのです。持ちつ・持たれつの精神で、他のメンバーが休む場合には率先してタスクを引き受ける。
休暇から戻った人は周囲に感謝の気持ちを伝える。チームメンバーがお互いを尊重し、支援しあえば、職場の人間関係も良好になります。そのためにも早めに休暇の準備をして計画を共有しておきましょう。

②メールや電話には対応しない
PCやスマートフォンは極力使わない。手元にあるとどうしても仕事のメールやチャットの誘惑にかられます。
文字通り見えないところに置いておく。それができない時には、通知をオフにしたり、アプリを削除しておくことがおすすめです。休暇に入る前には、職場の人たちに「メール・電話はつながりません」とあらかじめ伝えて期待値を調整しておくことです。

前述した上司は、緊急時の連絡先だけ残し、いつなら連絡がつくのか事前に教えてくれました。完全なオフ状態で休暇を楽しんでほしいと思っていたので(反対の立場でもそれを望みますね)連絡をしたことはありません。大抵の仕事は待てる(休暇が終わるまで)ということを実感しました。

この副産物として、上司と連絡がつかない状態は部下・メンバーの主体性を高める効果があります。
すぐ相談できる上司と連絡できないため、指示を待つことなく、自分で解決しようと考え、動くからです。
上司の指示がなくても解決できるという自信につながる可能性もあります。仕事に戻ったら、不在中に仕事を肩代わりしてくれた感謝の気持ちが生まれるので、メンバーとの信頼関係も深まります。

③ゆるーいWish(願い)を叶えるために自分のための時間を確保する
毎日仕事をしていると会議や締め切りなどに追われてあっという間に1日が過ぎていきます。仕事の後、あるいら本来は休息できる週末でさえ家事や雑用、子供の用事などで忙殺されてしまうこともあります。
テレワークが普及した今、仕事とプライベートの線引きはますます困難になり、完全にオフモードでリラックスしたり、自分の時間を取るのことがより難しくなってきたように感じます。

休暇中にパートナーや家族と一緒に過ごすことは大事ですが、自分のやりたい「Wish(希望)」を1つだけ決めて、自分のための時間を確保しましょう。
自然を楽しむ、映画を見まくる、長編の本を一気読みする、時間をかけてコーヒーを淹れるなど。どんなことでも良いので自分のための時間を割り当てます。

多すぎると「やるべきリスト」になって、またストレスを感じる。これでは本末転倒です。
休暇中は想定外のことが発生する可能性があるため、柔軟に対応できるように詰め込まないで、時間に余白を残しておくことも心がけたいものです。

「時間ができたらやりたかったことに没頭する」「自分が喜ぶことだけをやる」というのは、休暇の満足度をいっきに引き上げるそうです。ぜひお試しください。

④感じたことを綴るジャーナルを書いてみる
長期休暇は仕事やキャリア、自分の人生について新たな視点を得られる絶好のチャンスです。
日常生活では自分に向き合う時間もなかなか取れません。仕事から離れた休暇中こそ、自分の内面に向き合う時間をとりましよう。
嬉しかったことや心が動いた風景などを数行でも書き留めておくと色んな気づきがあります。本来の自分に戻って、大切にしている価値観や信条などを再認識したり、人生の優先順位が鮮明に見えてくることがあります。

日々の生活では目の前にあるタスクばかりに意識が向いてしまいがちですが、物事から少し離れとその事象に対する見方が変わったり、視野が拡がたっりします。休み中に仕事を通してどのような価値を生み出しているのか、今やっている仕事は自分のパーパスにつながっているだろうか・・・そういった思索の時間を意図的に作るようにしてはいかがでしょうか。

私は休暇のたびにそれまで取り組んだ仕事をじっくり振りかえり、さて次は何をやろう。自分と対話をします。想像していると、だんだん意欲が高まって、休暇に入る前よりも高いエネルギーレベルをもって仕事に戻れるようになりました。

仕事柄、もしくは何らかの理由で長期の休暇は取れない・・とおっしゃる方は週の半ばに半日休みを取ったり、金曜日を有給にして週末3日休むのはいかがでしょうか?日々のルーティン生活から離れて「非日常の時間や場所」を演出できれば頭がスッキリします。

大切なのは時間の長さではなく、「仕事や家庭の雑用を忘れて、自分のための時間を持つ」ことです。
自宅がオフィスになっている場合は、残った仕事が気になったり、そうでない場合でも部屋の片付けや買い物など家の雑用が目についてしまいます。

可能ならば、近場でいいので生活空間である自宅とは違う環境で過ごすことをお勧めします。
経済的な余裕があれば下記のような「ホカンス」も効果的です。

コロナ禍が始まって2年近く、私たちは制約の中で生きてきました。不安や目に見えないストレスで多くの人が疲れを感じているということが明らかになっています。

自分の人生と意義のある仕事に感謝できるような充実した休暇は、仕事にも私生活にもプラス、人の幸福度をひき上げます。やるべきタスクを封印し、「自分自身を解放し喜びを感じられる休暇」を戦略的に計画しましょう。

ということで、皆さまが最幸のゴールデンウィークを過ごせますように・・・

☆Happy Golden Week☆

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