
読書は覚悟のいるもの ~ 一言切り抜きfrom日経 #284
年末年始はなんだか本をたくさん読む気分になり。
溜まってる本をたくさん読む、というところから今年は始まった。
そして今年も、タイトルの良い本だけを販売する本屋「good title books」
をどんな風に、発展させていこうかな、ということも、楽しみだったり、
もうすぐ4冊目の著作が発売になるその準備に忙しかったりと、
本の比重がもしかしたら今年は多くなるのかもしれない。
という中で、たまたま見た日経bookplusで気になった一言を
切り抜いてシェア。

こちら、対談の中での、川上未映子さんの一言。
川上 たくさんの人が一度に楽しめる表現は、共感ベースで楽しんでもらうことを前提にして作られたもので、わりと安全な作りになっているかもしれません。でも本というのは、危険なものでもあり、とんでもない出合いをすることがあるんですよね。
例えば、カフカ。読むと、こんなことを読んでしまっていいのだろうか、という気になるし、不安になるし、絶望が深まることもあります。だから、読書って楽しくてハッピーにしてくれるだけではなく、人生を変えてしまいかねない危険なものでもある、と思っています。
川上 知らないことを知って、楽しさや面白さの解像度が上がることもあれば、苦しみや悲しみの解像度が上がることもありますからね。だから私は昔から、読書は、なにかしらの覚悟のいるものだという気持ちを持っています。
全文はこちら。
以前、高崎商科大学の図書館で、「良いタイトルの本をみんなで、図書館内の蔵書から見つけてきて、good title な本棚を作る」というワークショップをやったことがある。
これ時、学生さんたちが、出会うはずじゃなかった本と出会うシーンを多々目撃し、
昔から、カフェや図書館など、違う思想と出会うことで、世の中の流れが変わってきたことは、わかる気がした。
読書は危険。読書は変革を生む。ゆえに、覚悟がいる。
読む側も、書く側も、勧める側も、覚悟がいる。
でも、提案するのも、変わるのも楽しい。
というわけで、今年も、書いたり勧めたりし続けていきます。