見出し画像

良いタイトルの本を販売する" good title books" x 大学図書館のコラボ + 一言切り抜きfrom日経 #256

このnote「一言切り抜きfrom日経」は、毎日読んでる日経新聞から一言切り抜いている名言コレクションを記事化して書いていますが、

それと似た活動として、「良いタイトルだけ扱う本屋」というものもやっています。元コピーライターという仕事柄、良いタイトルの本をたくさんコレクションしていたので、その中から仕入れて販売しています。

こちらです。

このnoteにも5ヶ月前、書きました。

たくさんの方にサイトに来ていただいて、
1冊ごとに書いている書評を読んでもらって、
毎月コンスタントにいろんな方に買っていただいております。

本屋としては、それはまず順当な流れなのですが、
始めてみて気づいたのですが、この本屋、
どうやらコラボしやすいみたいなんですね。

まず第一号として、
六本木のアカデミーヒルズライブラリーにて、
トークセッション&
自分がこのタイトルのいいと思うものを持ち寄ってもらって紹介&
ここにある蔵書の中から、みんなで良いタイトルの本を選ぶ、
というワークショップをしました。

本棚もできてます。↓

そして、続きまして、9月10日。
大学図書館コラボ第一弾を開催しました。

場所は、群馬県高崎市、高崎商科大学図書館。

最初は、
「good title booksから本を〇〇万円分、購入させて欲しい。
 そして、good title の本棚を作りたいんです。」
というオーダーだったのですが、

せっかく大学なので、
「半分は買ってもらって、半分は学生さん達と一緒に選ぶの
 どうでしょう!?」
と話したら、ぜひ!とのことで。

行ってきました、高崎!

入り口からこんな案内板。

中に入ると、こんな風に、待ち構えていただいていました!


good title booksから、ご購入いただいた43冊を
まずは先生方と並べて、学生を待ちます。

学生さん、先生方、地元の方、高校生が25人くらい参加してくれました。

まずはトークセッションで、なんでこんな本屋をやってるか、など説明。

そして、そのあと、みんなで、高崎商科大学図書館の蔵書8万冊から、自分が「良い!」と思うタイトルの本をみんなで探します。


30分で、1人3冊ほど探そう!ということで、
good title bookハンティングスタート!





この日は、普段は入れない、書庫まで開放していただいて、お宝探し感がさらに高まります。

僕もたくさん見つけましたが、例えば、これとか。

占いから、人間関係から、様々な角度からの自己分析本で、面白かったです。書庫に入ってなかったら出会ってなかった本。

この本とかもタイトル的に面白いし、中身も面白いので、発見しましたが、1回も借りられてなかったりするんですよね。↓


いい本、面白い本なのに、借りられてない本がたくさんある。
借りられてない、どころか、本の後ろの貸し出しカードを見るに、1回も借りられていないものがたくさんある。

(補足:もちろん借りられている本もたくさんあります!)

これはもったいないなあ。と思い、でも、そもそも、なんで大学に図書館を作ってるんだろう?と、先生に聞いてみました。

そこで分かったことは。

「大学を設立するには、図書館を置かなくてはいけない。」

というルールがあること。そうなの!?
そして、

「生徒数に応じて、床面積と蔵書数が決められている。」

ということ。

えー!!そういうことだったのか。

しかし。逆に言えば。
目的はもちろん自分たちで決められるわけで。

そこで、もう1つ先生方に質問、
「一番借りられている本は、ここの場合はなんですか?」

答えは、就活関連、とのこと。

なるほど。

就活関連だとしても、マークシート、とか、面接、とか直接的なものが多いみたい。でも、さっきのWho are you?だって自己分析に使えるし、さっき書庫で見つけたと書いた箭内道彦さんの871569だって広告業界のキャリア本として、就活の時に読んでもいい。

ああ、このプロジェクトの意味は、そういうことかと、やりながら気づきました。

◎読んでみたくなる、面白いタイトルの本を発掘して、表に並べることで、学生さん達との、本の出会いを作ること。

◎学生さんが必要なトピック(就活とか)、大学として推進したいトピックの中でも、良いタイトルの本をキュレーションすることで、より幅広く、知識と出会うことを演出できる。

これは意義があるなと。

30分後、
みんなで、自分が見つけた良いタイトルの本を持ち寄って、並べます。

色々面白い。。

そして、1人ずつ、プレゼン。
何を選んで、何が面白いと思ったのか。

こちらの先生が選んだのはこちら。
面白い。。(帰り、僕もamazonでポチりました)


この方が選んだのはこちら。

「汚れた手をそこで拭かない」
気になる。。


参加してくれてた高校生が選んだのは、、
「変な給食」。
おかしいだけでなく、栄養バランス的にどうなのか、という提言が
含まれている本らしく、プレゼンもしっかりしてました。


そして、みんなで選んだ本を、みんなでgood title booksの本棚に入れて、

完成!
図書館司書の高橋さんと。
完成した本棚の前でパチリ。
喜んでもらえてよかったです!

その後、希望者には、自分が選んだ本の書評を書くワークショップを大学主催で開催されました。

というわけで、大学図書館コラボ初開催。無事大成功〜。

新聞記事にもなり、これをみて、地元の方も本を借りに来られたそうです。(誰でも利用できます)

そして、2022年11月1日(火)~30日(水)の1カ月間開催される図書館総合展のサテライトとしても、good title books @ 高崎商科大図書館 として参加されています。


いやあ、、これ、ほんと面白くて。

このやり方で、
いろんな図書館、本屋さんとコラボして、
世の中の好奇心をさらにくすぐっていきたい、
と思っています。

ぜひ、うちとコラボしよう!という方、ご連絡ください。

そして、このnoteは一言切り抜きfrom日経ですが、日経新聞もgood title booksを知るための情報源としていつももちろん活用しています。

昨日、10月22日土曜日の日経朝刊の読書欄からは、この本ですかね。
僕も買っててまだ読んでませんが。


また良いタイトルの記事はもちろん、本も見つけたら、こちらでもシェアしていきます〜。

めちゃくちゃ長い投稿になりましたが、
読んでいただき、ありがとうございました〜!

いいなと思ったら応援しよう!