日本映画が中国で公開ラッシュ。すずめの戸締りの中国マーケティングが話題
最近バス停で映画の宣伝を全く見かけなくて、映画マーケティング変わったのかな?と思っていたら間違いでした。出勤する時にバッチリ車体広告に出会いました(サムネイルの画像)、バス停どころかバスがジャックされてるとは笑
日本でも話題の作品でしたでしょうか。すずめの戸締りが3月24日に中国で公開、北京や上海の先行上映会には新海誠さんも登場し話題になりました。
ちょっと話が逸れますが、彼らは中国と韓国に宣伝に訪れたのですが、そこでの食事にあまりにも差があることが、中国でも韓国でも激バズり中なことはご存知でしたか?
こちらが中国での食事で↓
中国目線では、わざわざいらっしゃるから食事でおもてなしするのが一般的です。ビジネスでも、日本でも同じ価値観かと
一方で韓国でのPRではまさかのインスタントラーメン登場↓
狙ってバズるためのマーケティング施策なら恐れ入ります。
本題に戻ります。気になる興行収入は、まだ公開前の日曜日夜の時点で、予約販売だけで4000万元(約7.6億)に達しました。
ちなみに、これは日本の前売り券とはちょっと異なります。映画館にもよりますが、大体3〜7日間先の分(上映時間と上映回がわかる分)のチケットを先行購入する形となります。
ここからどこまで伸ばして来るかはまだわかりませんが、昨年からほとんど日本映画が上映されてないなかで、やっと往来ができるようになってきたばかりのタイミングで、宣伝をしっかり行なった作品としてはけっこう良い感じだと思います。
マーケティングチームが念入りに準備していることがうかがえます。PR活動の中で、監督による舞台挨拶以外では、ドリンク屋大手の「奈雪」とのコラボが印象に残りました。
美味しそうで、発売したら飲んでみたいです。中国のドリンク市場はとてつもない規模で、映画のターゲット層に注目してもらうには良い戦略に思います。そんな中国ドリンク業界については以前まとめましたのでこちらを参照ください↓
日本映画は、上半期は「すずめの戸締り」以外にもいくつかあります。
4月4日の名探偵コナンの旧作のベイカー街の亡霊の4K再制作バージョンと
4月20日にはSLAM DUNKが公開。
そして5月20日には余命10年が上映する予定です。
SLAM DUNKは当時テレビ放送されたから80年代生まれに非常に人気のある作品。鎌倉の踏切に聖地巡礼する中国の人が多いことで皆さんご存知でしたかね。かなりの興行収入が期待されてます。
中国の映画市場の巨大さは世界中が注目していますが、コロナから完全復活していることが日本でも報じられていましたね。
このビックウェーブに乗って、日本の映画関係者の皆さんの中国での頑張りを今後も期待して応援しています!
(参考資料)
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