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3年ぶりの本格オフライン開催のJapan Summitを終えて

ついに入国者数の上限撤廃が発表されました。

先週は年に2回のPlug and Play JapanのDemo Day、Japan Summitを運営していました。完全オンライン(登壇者だけ会場。会場から中継)にしてみたり、関係者だけをご招待してのハイブリッド開催にしてみたり、この3年間様々な方法でSummitを運営していましたが、ついにオフライン中心の運営に切り替えました。引き続きオンラインでの視聴に関するご希望も多く、開催1週間後にオンデマンド配信を今回も実施します。

今回のSummitでは、

  • 会場キャパシティは最大限に(400名)

  • 現地登壇を推奨

  • 海外スタートアップも多いのでオンライン登壇の選択肢ももちろん用意。ただし、ビデオ登壇は基本なし。(一部タイムゾーンが合わないスタートアップのための対応は引き続き実施)

  • お昼と夕方のネットワーキングは完全復活

2019年9月のSummitが私たちにとって最後の"オフライン”開催。オフラインに戻す、と話した時のイメージがこちらです。

2019年9月開催のSummitの様子

オフラインでの全面開催は実に3年ぶり。東京開催の2019年の時は席数は700くらいあったので今回の400席でもまだ”完全復活”ではないのですが、Winter/Spring 2021 Summitの写真と比較してもらうとその変化がわかりやすいはずです。準備日に並べられた席を見た時に思わず声が出ました(笑)

Winter/Spring 2021 Batch のSummitの会場の様子
今回のJapan Summit - Summer/Fall 2022の会場の様子

今回のJapan Summitでは、久しぶりに海外スタートアップの来日も、まだ数社ではありましたが叶いました。まだ上限撤廃前でしたので、ビザの手配が必要で思ったより大変だったのと、手続きが思うように進まなくて来日を途中で断念せざるを得ないスタートアップも多くいました。それでも、「日本に行きたい!」と言ってくれるスタートアップが多くいることは本当に嬉しいですね。

インドから来日してピッチしたQuickwork Technologies

今年はフランス、イギリスのスタートアップカンファレンスに参加しました。11月にはポルトガルもあります。

6月のVivaTech(フランス)の会場の様子

一部オンラインでの配信もありますが、どのカンファレンスも基本的にオフライン。11月のWebSummitは昨年よりオンライン配信もしない、と発表しており完全にオフラインに振り切っています。
フランスとイギリスに参加して、そして今回自分たちのSummitもオフラインにかなり振り切って開催して、やはり”従来のカンファレンス”はオンラインでは代替できないということを改めて実感しました。

at Will Workの4回目のカンファレンスを開催2日前にオンライン開催にした2020年3月。世界中でもカンファレンスのキャンセルが相次ぎ、Zoomがイベント運営プラットフォームを発表したり、Hopinという2019年に設立したスタートアップが急成長して1年半でユニコーンになったり、オンラインでの様々な取り組みが世界中で行われました。

Plug and Playでも世界中でオンラインイベントを実施し、あらゆるツールを試し、Summitやイベントがどうやったらコロナ禍以前のような成果を出せるのか、検証を繰り返してきました

想定よりもパンデミックは長かった(そしてまだ終わってはいないのですが)ですが、想定よりもオンラインイベントの成立化には時間が足りなかったというのが、ここ最近でのオフラインへの回帰を見るとわかります。また、急成長しあらゆるオンラインイベントツールを飲み込んだHopinも現在はレイオフを繰り返す状態に。

Japan Summit、次回は来年3月。入国制限も撤廃され、さらに来日するスタートアップも増えるでしょう。2月末には東京都が開催するCity-Tech.Tokyoという大規模のスタートアップカンファレンスもあります。

オフラインに色々なものが戻る一方、メタバースでのカンファレンスなどもじわじわ増えており、様々な形のカンファレンスがこれからも増えてくると思います。それぞれの主催者の企みがどんな進化・発展をし、参加者にどんなワクワクや驚き、そして成果をもたらしていくのか、これからも注目ですね。

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