路上プロレスは西武線中井駅で生まれた!?:日経電子版ストーリー『プロレス経営学』連載バックステージ
連載では語りきれなかった話を日経COMEMOで公開!
10/7(月)より日経電子版にて、プロレスをビジネスの観点から分析する『プロレス経営学』を掲載しております。構成上泣く泣く割愛してしまったエピソードをプロレスにちなみ「バックステージコメント」として日経COMEMOで紹介いたします!
今回バックステージコメントはDDT高木三四郎社長の登場です!
サービス精神旺盛なアイデアマンである高木社長の取材は、様々なエピソードの宝庫でした。連載からはみ出た部分も多いので、一挙大放出します!
秘密兵器はiPad
いろいろなニュースサイトを観ており、気になったものはメモしている。必殺技はiPadでスクショ!
スクショしたものをフォルダ分けして管理して、いつでも思い出せるようにしている工夫も。また様々な雑誌が読めるdマガジンもよく利用しているらしいです。
気になったらすぐ調べ、何でも参考に
「完全栄養食」をうたうベースフードという商品をたまたま見つけて、そのサービスが気になり調べたら、定期購入や初回購入割引などを実施しており、これはプロレスチケットの販売方法の参考にもなるかもしれないな?と連想。
社長でありながらリングに上がり続ける
齢50を間近にし、社長を務めながらリングにも立ち続ける理由は...
・リングの上から興行を見ておきたい
・自ら受けることで技のトレンドを掴んでおきたい
(観てるよりも技を喰らった方がトレンドを覚えられる!?)
・自らのレスラーである方が、選手との意思疎通がスムーズ
技は観るよりも喰らった方が、その時のお客様の反応もわかるのでトレンドを掴みやすいそうです!技のトレンドが知りたい方はぜひ、喰らってみましょう(ダメ絶対)!
DDT名物「路上プロレス」が生まれたきっかけ
これはマニア向けのネタですが.....2008年刊の自伝の出版時に「何かイベントをやってほしい」という依頼がきっかけだったそう。
出版社:「なんか出版イベントできませんかね」
高木社長:「じゃあ僕が本屋でプロレスやりますよ」
最初は本屋の中でマットかリングを用意し、プロレスを実施。その後サイン会をする想定だったそうなのですが.....まさかの本屋そのままでプロレス(NOマット、NOリング)だったことがきっかけだったそうです。もはやハプニング....しかし、どこの団体もやっていない新しいことをやってしまうDDTにはある意味絶好のきっかけだったのかもしれません。
そして、
西武線中井駅近くの本屋
日曜夜9時試合開始
という決して恵まれた状況ではないにも関わらず約300人のファンが押しかけて強い手応えを感じたそうです。そこから本屋路上三部作という形で続けてやっていくことになり、今に繋がるそうです。
所属レスラーの魅力を引き出す秘訣
個性豊かなレスラーが揃うDDT。そんなレスラーたちの魅力をどのように高木社長は見出し、伸ばしているのか伺いました。
・雑談/飲み会などを通じてその人間を徹底的に知ろうとする
・案外つまらないこともあるが、とにかく全部聞く
・聞いたエピソードをポジティブにとらえる
・一見ネガティブな要素もまず肯定する
この個性の伸ばし方はレスラーだけでなく、世の中の管理職の方全員に求められているスキルと言えますね!どんな要素もポジティブに捉えて強みにしてしまう姿勢はDDT全体の姿勢と重なると思いました!
----バックステージコメント以上----
気さくに何でもお答え頂ける高木社長。ここでは書けないような情報もたくさん伺えました(本当はそこが一番おもしろかったかもしれません)。日経に掲載された日に偶然(これは本当に、セメントでした)発表された高木社長の著書には、ここでは書けなかったあれこれが語られているかも知れません。
まだまだ魅力的なプロレスxビジネスの世界は下記の日経電子版の連載からお楽しみください!
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