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教えてください!競争力を高める#経済学の生かし方

日経COMEMOの投稿募集企画、今回のテーマは「経済学」。

5/25に開催するオンラインイベント、「競争力を高める『経済学』の生かし方」のコラボ企画として募集します。

「反実仮想」で精密なAIを共同開発


アカデミズムの英知を企業経営にどう取り入れるかーー。新技術開発を目指す大学と企業の共同研究などは以前からありますが、なかでも今、経済学が注目されているといいます。経済学者たちが、最先端の知をビジネスの現場に根付かせようとしているそうです。

成田氏の専門はデータから現象の原因と結果を分析する「因果推論」と計量経済学だ。東大卒業後、米マサチューセッツ工科大で博士号を取得。データと数学、アルゴリズムを組んで新たな市場や制度をつくる「社会制度設計」と、世界の因果関係をデータから洗い出す「因果機械学習」の研究に没頭してきた。その過程で自らの知見で「社会を変えたい」との思いから起業に踏み切った。
成田氏とサイバーが2020年12月に共同開発したのが、商品の需給などをAIが予測して価格やクーポンの割引額を決めるサービスだ。AIは購買動向やクーポンの利用履歴など過去のデータに基づく機械学習をベースにしているが、AIがなぜその予測を導き出したのかを評価することは難しい。
適切に評価するためには「反実仮想」という実際とは別の意思決定をした場合の結果を比較、考慮する必要がある。成田氏はこの反実仮想を扱うデータ分析に長けており、より精緻なAIの共同開発に至った。

計量経済学への期待が高まっているのは確かなようで、次の記事ではIT(情報技術)や新型コロナウイルスの分析で、どのように活用されているかを紹介しています。

近年の計量経済学では、できごとの原因を分析する高度な手法が相次いで開発されており、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起きたことで、分析の要請が次々に押し寄せている。特定の地域に非常事態宣言を発出したら感染者が減るのか、その原因と結果との関係、因果関係をどう説明するか、と聞かれる。「因果推論」という専門用語さえ、ふつうに使われるようになってきた。
経済学は実用的ではないとか、理論的になりすぎ、現実とかけ離れていると批判された時代もあったが、いまは政府や企業と経済学者が協力して社会実験を行い、成果を経済政策や経営に生かすようになってきた。

あなたが考える「競争力を高める#経済学の生かし方」とは


もちろん、計量経済学や因果推論ばかりではないはずです。オークション理論、ゲーム理論、行動経済学……。このほかにも、さまざまな理論が、企業戦略の最適解を探り当てるツールとして使われていることでしょう。

そこで皆さんからのご意見を募集します。

データの重要度が高まるこの時代に、経済学のどのような知を、どのような場面で、どうビジネス、企業経営に活かせば良いと思いますか?

最先端の学問がもたらしたビジネスインパクトについて、国内外のよい事例などご存じでしたら教えてください。

最先端の経済学を活用するにあたっての課題やその解決策、また大学や経済学者の側の変化など、あなたが感じていることを教えてください。

投稿締切は5月24日(月) 18:00です。
*こちらのリンク「日経COMEMO投稿募集企画に参加する」から投稿してください。自動でハッシュタグ(#日経COMEMO/#経済学の生かし方)がセットされます。
*お寄せいただいた投稿はすべて、COMEMO運営チームのメンバーが読ませていただきます。

5/25(火) 19:30~開催 オンラインイベントのご案内


今回の投稿募集に関連して、5/25(火)19時30分〜「競争力を高める『経済学』の生かし方」と題したオンラインイベントを開催します!はじめにご紹介した記事に登場する成田さんがご登壇します。

米エール大で因果推論、計量経済学を専門に助教を務め、サイバーエージェントZOZOと共同でサービスを開発する起業家の顔も持つ成田悠輔氏をはじめ、ゲノム解析研究をもとに起業したジーンクエスト代表の高橋祥子氏、マネーフォワードの執行役員で、Fintech研究所長でもある瀧俊雄氏をゲストにお招きします。

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イベント参加ご希望の方は、こちらからお申し込みいただけます。日経電子版有料会員の方は無料で参加できます。

日経COMEMOでは、今回ご紹介したような投稿募集企画を毎月開催しています。日経および他の媒体・団体とのコラボ企画も積極的に行っています。

今後もビジネスパーソンの皆様に、良質な情報を届けつつ、考える機会・書く機会の提供を行っていきますので、どうぞよろしくお願いします!

https://comemo.nikkei.com/menu/1371