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「当たり前」をどう変える?【日経未来面×COMEMO】アイデア公開します!

読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する日経朝刊の「未来面」。企業経営者が月初に課題を投げかけ、読者の皆さんからアイデアを募集します。

今月は日東電工の高崎秀雄社長が、「世の中の『当たり前』を、どんな技術でどう変える?」との課題を投げかけました。これに対して「洗面台にある鏡の役割を変え、体温や健康状態、天気予報などを表示できるようにする」(芝田知優さん、須磨学園高校2年)「カメラ機能に動作探知や表示探知の機能を取り入れて、相手の表情・しぐさを感じ取れるようになる技術を考えてみたい」(橋本美波さん、三重大学教育学部3年)「ウイルスを光イメージングして可視化できるようなフィルムやレンズが実現すれば、これを搭載したアイウエアで安心を得ることができる」(小山大輔さん、会社員)といった意見が新聞紙面では紹介されていました。

日経COMEMOは未来面と連携し、COMEMO上でも投稿を募集しました。

KOL(キー・オピニオン・リーダー)を中心に、こちらも多くの投稿をいただきましたので、以下、ご紹介します。

本間充さんの提案は「民主主義政治の参加方法を『マイナンバーカード』で変える」。マイナンバーカードでの投票が可能になれば、間接民主主義政治だけという「当たり前」が変えられるのでないかといいます。

川端康夫さんが注目するのは「水洗トイレ」という当たり前。テクノロジーの力で安全かつ衛生的に排泄物を肥料として再生し、それを農業に役立てることができたら、これは大きなイノベーションではないかと提案します。

若宮和男さんは「当たり前」を変えるのは本当に「技術」に可能なのだろうか?と問いかけます。むしろ重要なのは価値観の転換であり、システムよりも工夫を大事にして評価する「工夫ファースト」への転換を訴えます。

碇邦生さんは「ツール」としてのビデオゲームは非常に優秀であり「ビデオゲームは悪だ」という当たり前を壊すべきと主張。教育へのビデオゲームの活用は、日本の将来を左右する壊すべき「当たり前」だといいます。

村上臣さんは「社会課題」というディープイシューに対して、日本にはたくさんの枯れた技術があると指摘。この組み合わせが、世界に展開できる「イノーベーション」を生むと指摘します。

富永朋信さんは「行動経済学には人間のバイアスが体系化されており、これをうまく意思決定に援用すると幸せや満足の増幅に結びつく可能性が大きい」と実例を挙げつつ説明しています。

翠川裕美さんは、自社のサービスを例に、当たり前を変えるためには、顧客が簡単に、マンパワーを使わずに、継続できる形をサポートするような「工夫」を助ける技術が必要だと訴えます。

マレーシア在住のSeina Morisakoさんは、 「当たり前は1つではなく、その都度変わる」ことに慣れることが必要であり、そのためには「変化に疲れない気力と体力を会得する」必要があるといいます。

黒坂宗久さんは、自分が今できることをしっかりと進めながらも、周りの人たちとの交流し、知見を共有し続けることが「当たり前」を変えるためのエネルギーを社会の中に充満させることができる方法だとしています。

次回の未来面は8月3日付の予定です。日経COMEMOは次回も連携する予定です。


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