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Z世代は“ググらない”。Z世代のSNS事情をZ目線で解説してみた

Z世代は、SNSネイティブ世代。生まれたころからインターネットがあり、学生でもスマホを持っているのが普通です。

また、Z世代は複数のSNSを目的に合わせて使い分けるのが当たり前。

トレンドのお店が知りたいならTikTok、旅先のカフェを調べるならInstagram、営業時間を調べるならGoogle Mapなど、さまざまな媒体を横断して使うことで、日々情報を得ています。

今回はZ世代の目線から見たSNS事情と、今後流行ると予想する「新SNS」についてお話しします。

Z世代はSNSをこう使う!SNSの使い方の特徴

世界中で利用されている、Twitter・Instagram・TikTokですが、この3大SNSにはZ世代ならではの使い方があります。

Twitter
TwitterはテキストベースのSNS。多くのユーザーといいねやRT、リプによって繋がることができます。良くも悪くもリプを通じて知らない人と気軽に話すことができるので、広く浅い人間関係を構築するのに向いています。

また、Z世代の多くは、公にツイートするための「メインアカウント」のほかに、よりプライベートな発信をするための「裏アカウント」、推し活や趣味で繋がる「趣味垢」など、複数のアカウントを使い分けている場合が多いです。

Instagram
Instagramは画像ベースのSNSですが、Z世代の多くは24時間で消えるストーリーズをメインに利用しているのが特徴です。新たな人間関係を築くというよりも、既存の友人や知り合いに近況を伝えたり、日々を発信するために使うことが多いです。
投稿のコメント機能よりもDMでのやりとりが盛んに行われており、連絡手段はLINEよりもInstagramのDMを使うという人も増えています。リアルの場でも、Instagramのアカウントを交換することがほとんど。

Twitterと同じく、複数アカウントを使い分けるZ世代も多く、友だちに見せる専用のアカウントや恋人と一緒に利用する共同アカウントなど、使い分け方もさまざまです。

▼参考記事

TikTok
TikTokはテンポのよいショート動画をベースとしたSNS。流行の発信源となることが多く、TikTokを通じて流行った音楽がチャート入りしたり、「TikTok売れ」などの言葉が流行したりしています。

リコメンド機能によって自分の好みの動画が流れてくるように設計されているため、不特定多数の人のショート動画が絶え間なく流れてきます。

エンタメとして楽しむほか、いち早くトレンドをキャッチできる情報収集の場にぴったりのSNSです。

▼参考記事

次のトレンド?Z世代をターゲットにした3つの新SNS

これらの3大SNSを筆頭に、若い世代をターゲットとした新SNSも次々に生まれています。

そんな新しいSNSのなかでも僕が注目している3つのSNSはこちら!

▼参考記事

①「OneRoof(ワンルーフ)」

XR技術を用いて“バーチャルシェアハウス”のなかで、男女複数人で共同生活を送ることができる団体制のマッチングアプリ。

生活をともにする時間や複数人での交流を通じて、「相手のことを深く知っていく」ことができ、より恋が生まれやすい環境になっているのが特徴です。

オンラインでの出会いが当たり前になった一方で、「目的の合わない人とのマッチング」や「複数人と似たようなやりとりをして面倒に感じる」などマッチングアプリ疲れを体感する人々が増え、“恋に落ちるときめき”は薄れつつありました。

「OneRoof」では、マッチングアプリ特有の探り合うようなやり取りではなく、日常会話から生まれる自然なコミュニケーションをきっかけに心の距離をぐっと近づけることができます。

「メタバース×マッチングアプリ」によって、新たな恋愛の形が今後どのように発展していくのか大注目です!

②Poparazzi(ポパラッチ)

「他撮り(他人による撮影)」限定のSNS。コンセプトは「アンチセルフィー」で、他人が撮影して自分にタグ付けした投稿しか表示することができないので、自撮り文化に飽き始めたZ世代のあいだで話題になっています。

Z世代は写真を加工するのが当たり前なので、逆に加工されていない他撮りが新鮮。友人がいることが前提なので、SNSなのに「リアル」に重きをおいている点も新しいです。

Bondee(ボンディー)

自分のアバターを作って友だちとコミュニケーションを取れるメタバースSNS。現実世界で起こっている状況を、ステータスとしてメタバース内に反映させることができるため、友だちが今何をしているのかがリアルにわかるのが特徴です。

LINEとInstagram、そしてTwitterのすべての機能をまとめて利用できるようなアプリだと話題になっており、Z世代のなかでもユーザーが多いです。

「SNS戦国時代」はこれからどうなっていくのか?

さまざまなSNSが乱立し、リリースされてはクローズされていく現代はまさに「SNS戦国時代」です。

そんなSNS戦国時代で、TwitterやInstagramを超えるような巨大SNSが生まれることはあるのか…と言えば、僕は個人的には「ない」と思っています。

なぜなら、すでにさまざまなSNSやコンテンツによって、人々の可処分所得の奪い合いが起きているからです。

かつての娯楽といえば、テレビや映画、ラジオなど、ある程度種類が限られていましたが、今は選択肢が多すぎて選びきれず、ユーザーが分散しています。
わたしたちの娯楽への向き合い方は、それぞれの媒体のなかで自由にランク付けをしてコンテンツを楽しむ「取捨選択型」から、暇つぶしのためにいろいろなSNSを同時に活用する「複数同時並行型」に変化しているのです。
テクノロジーが発達した今、それぞれのSNSには優劣をつけるほどの機能の差はなく、それがさらに競争を激化させているのだと考えています。

しかし、このSNS戦国時代に革命を起こしてくれるようなSNSが現れるかもしれないと思うと、ちょっとワクワクしますよね。

これからも新しいSNSやZ世代のトレンドについて解説していくので、ぜひスキやコメントお願いいたします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!「Z世代の流行」に興味がある方には、こちらのnoteもオススメです。

※このnoteは個人の見解です。

今瀧健登について

今瀧健登 / Imataki Kent(Twitter:@k_hanarida

僕と私と株式会社 代表取締役 
一般社団法人Z世代 代表
日経COMEMO キーオピニオンリーダー
NewsPicks U-30プロピッカー

1997年生まれ。Z世代へのマーケティング・企画UXを専門とし、メンズも通えるネイルサロン『KANGOL NAIL』、食べられるお茶『咲茶』などを企画。
Z世代代表として多数のメディアに出演し、"サウナ採用"や地方へのワーケーション制度など、ユニークな働き方を提案するZ世代経営者。

日経COMEMOでは、Z目線でnoteを綴り、日経クロストレンドでは、「今瀧健登のZ世代マーケティング」を連載中。

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今瀧健登 / Z世代の企画屋
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