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【急展開】 森まさこ法務大臣に、みんなの想いを届けて来ました。 #保育教育現場の性犯罪をゼロに

7月14日(火) #保育教育現場の性犯罪をゼロに を訴える記者会見を実施しました。性被害にあった児童の保護者たちが参加してくださいました。

この会見で伝えたかったことはたったひとつ。性犯罪の前科者を、子どもと関わる保育・教育の現場からキックアウトしてほしいということ。なぜなら、性犯罪の温床になっているからです。

具体的には、保育・教育現場で子どもと関わる仕事をする人には無犯罪証明書の提出を義務付ける仕組み作りを要望しました=日本版DBS

こちらの記事で記者会見詳細と、そこに到るプロセスをまとめています。

この記者会見、本当に大きな反響がありました。20社近いメディア関係者が参加してくれて、その日にうちにNHKはじめ民放で放映。翌日にはほぼ全ての全国紙が記事を出してくれました。WEBでもバズフィードやハフポストが素晴らしい記事をアップしてくれてます!

記者会見に参加してくれた当事者の皆さまの悲痛な、そして切実な想いが、日本全国に届きました。


しかし、言うまでもないことですがこれで終わりではありません。私たちの目的は声を上げるだけでなく、子どもを性犯罪から守るための法律を、仕組みを変えることだからです。

ここから世論の後押しをバックに、政治家に相談しようと思っていました。しかし、政治家なら誰でもいいってわけじゃありません。真摯に私たちの話を受け止めてくれて、しかも本当に動いてくれて、かつ、実際に仕組みを変えられる力を持った政治家でなければ…!

でも、当然ながらそんな激レア政治家の時間をとるのは至難の技です。記者会見を終えて余韻にひたる間も無くどうしようかと頭を抱えていました。


しかしそのわずか2日後。事態が急変しました。親分(駒崎さん)から信じがたいチャットが飛んできました。

「森まさこ法務大臣が会ってくださるって。明日。」

え?ダイジン?アシタ?😇😇😇


そこから大急ぎで関係者のスケジュール調整と、各メディアに連絡!広報チームが爆速で対応してくれて、みるみる準備が整っていく…

そんなわけで翌日、あれよあれよという間に森法務大臣との会見が実現しました。

記者会見で訴えた日本版DBSの概要を要望書にまとめ、森大臣に手交させていただきました。森大臣は、本当に真摯に話を聞いてくださいました。ご賛同頂いた皆さまの想いは、確かに政治に、それも中枢に届きました。

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実は森大臣は以前から性犯罪対策に強い関心を持っておられ、専門家を交えた勉強会を定期的に実施しておられました。事件のことも、DBSの仕組みも既にご存知でした(話が早すぎる!)。そして、日本版DBS実現に向けて、超強力な後押しをいただきました。

超多忙のスケジュールの中、このような貴重な機会をいただき、森大臣にはなんとお礼を申し上げればよいか…!また、今回の会見を実施するにあたり大臣の果敢なリーダーシップが発揮されたことは想像に難くありません。感謝の念で地面に頭がめり込みそうだ…


今回の会見で改めて確信したことがひとつ。それは、なんだかんだいって私たち国民の代表は政治家だということ。

国家の政策を動かせる凄い人はたくさんいます。高級官僚や、財界人、権威ある専門家、等々。でも、こういう人たちは凄いけど私たちの代表ではないんですよね。

いざという時に、国民が困っている時に、その声に耳を傾けて動いてくれるのは、やっぱり政治家なんだな、と。森まさこ法務大臣は、忘れかけていた民主主義のアタリマエを思い出せてくれました。本当に、ありがとうございます。


🏃‍♂️ 💨 💨 💨


日本版DBS実現のための調査にも進展がありました。

これまで官庁に相談にいくと、決まってできない理由を並び立てられてきました。加害者の個人情報保護、更生の妨げ、オペレーションが回らない、等々…

でも、外務省のこちらのページを見ますと、海外で働くにあたり「犯罪経歴証明」が必要な場合は、警察が発行しているのがわかります。

しかも聞けば、年間4万件も出しているというではありませんか。

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ここまでくると一周回って純粋に疑問なんですけど、なんで外国の子どものためなら犯罪経歴証明を出せるのに、日本の子どものためには出せないのだろうか。

もちろん、国のやることなので法的根拠はあります。これは外務省設置法というものらしい。ならば日本でも法律を整備すればよいだけなはず。

ではその整備すべき法律とは何かと言うと、まずは厚生労働省が管轄する児童福祉法ではないでしょうか。ここでまず、ベビーシッターや保育士の欠格事由に性犯罪の前科を明記することです。

そして、内閣府の男女共同参画局では橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が旗を振って性犯罪・性暴力対策の強化に今まさに取り組んでくださっています。日本版DBSは保育だけでなく教育の分野もカバーせねばなりません。多くの省庁をまたぐものなので、内閣府の協力も必要不可欠でしょう。

森大臣にご支援をいただきながら、これから厚労省・内閣府にアプローチをしていきたいと考えています。


🏃‍♀️ 💨 💨 💨


そして最後に、皆さまにお願いです。本当にしつこいですが、どうか力を貸してください。

もう耳タコだと思いますが、政治家の皆さまに動いてもらうには、私たち国民のニーズがあることをはっきり伝える必要があります。

そのために、ぜひ署名活動にご協力いただきたいのです。

私たちの仲間の現役ベビーシッターの参納さんたちが集めてくださっているこちらの署名です。【子どもを安心して預けられる社会を目指して!  ベビーシッターに無犯罪証明書を発行してください!】


実はこれ、先日の記者会見が始まる前まで約2,000件だったんです。これでも十分すごいのですが、なんと、それから4日しか経ってない現在(7/18 21:35)既に20,145件。なんと、10倍になってます。

最初見たときは、正直目を疑いました。こんなことって起こるんだなと…

でも、次のステップに行く前に、この数字、もっと伸ばしたいです!

もしここで法律が変わらなかったら、また子どもたちが卑劣な性犯罪の犠牲になってしまいます。あと何回、親子が涙を流せばいいのか。当事者たちが悲痛な被害を訴えるあんな記者会見は、もうやりたくないです。

子どもを守れるのは、私たち大人だけです。

どうか、よろしくお願い致します。


【後日追記】 その後の展開

性犯罪者が保育・教育現場を普通に渡り歩く現実に直面しました。改めて、日本版DBSの必要性を痛感。橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)に、日本版DBS設立の意見書に加え、その実現を求める2万件を超える署名をお渡ししてきました!


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