ダイバーシティ&インクルージョンにまつわるエトセトラ。
みなさんこんにちは、澤です。
前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!
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さて、今回のテーマは「D&Iについて澤が思うこと」です。
まずはこの記事。
女性起業家が少ない、もしくは成功しづらいというのは日本に限らず世界中の課題になっているようです。
実際、「いろいろと超すすんでる」印象のあるシリコンバレーですら、女性の企業家もVCもめちゃくちゃ少なくて、かつボーイズクラブが幅を利かせているそうです。
おまけに、セクハラも日常茶飯事だそうで、「投資を受けたいならこの部屋に行け」と、女性起業家にホテルのキーを渡そうとするブローカーのような輩もいるとか・・・
これ、言うまでもなく「シリコンバレーでもそうなんだから、日本でもOKだよね」なんて受け取り方するのは絶対に許されません。
こういうことは根絶しないと、人類の未来は明るくなんてならないのです。
D&Iは、女性活躍も含めた多様性を尊重するための考え方を定着させる活動であり、思想だと認識しています。
とても大事なことであり、少子高齢化に伴う労働力減少が決定している日本においては、最重要テーマといってもいいでしょう。
世界経済フォーラムにおける「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」において、日本は世界146か国中116位と、相当な低いポジションにいます。
こちらは元となったレポート。
別に世界と競うことが目的ではありませんが、「意識が極端に低い民族である」ってことは認識しておいてもいいかもしれませんね。
一方で、LGBTQに関する意識調査では、「寛容度」という観点において日本は世界でもとても高い位置にいるのですが、法整備が遅れているという問題があるようです。
ということで、「これは解決した方がいい課題だな」って思い、自分から改善のための活動を積極的に行ってみようとしていた時期がありました。
「女性活躍」や「LGBTQが生きやすい環境整備」といったテーマを自分から発信したり、活動に参画したりしていたものです。
しかし、この方針を今ではちょっと変えています。
課題意識は相変わらずありますし、対立するようなことをしたいわけではないのですが、「課題を主語にして活動する」ということはやめてしまいました。
理由は、「課題の代表として攻撃してくる人々」の相手をすることに疲れたからです。
「澤さんは女性の受けている差別についてもっと理解した方がいい」
「LGBTQについての知識が欠けている、もっと学んでから活動に参加すべきだ」
こんな感じです。
本人たちは課題の当事者なので、気持ちはわかります。
ただ、支援したいなと思っている人間と対立してものをいう、それも「全体の代表として語る」という姿勢には、どうにも辟易としてしまったんですよね。
本人たちの活動が思い通りにいかなかったり、ボクの中途半端な影響力が違う方向に働いたりしてしまうのが容認できない気持ちはわかります。
でも、「支援するために攻撃的な態度を容認する」というのは、ぶっちゃけ割に合わないんですよね。
実際のところ、同じ活動をしている人たちの中には違う考え方をしている人もいるわけで、攻撃してくる連中の言うとおりにするのが世界的な大正解ってわけでもないでしょう。
勉強不足は素直に反省しますが、ボクが誰かを攻撃をしたわけでもないのに、強い言葉を浴びせられる筋合いはないんですよね。
ということで、ボクは「困っている人、助けたい人にフォーカスして活動する」という方針に切り替えました。
課題を主語にするのではなく、友人・知人を主語にして支援するという考え方です。
「私は女性が活躍しやすい環境を作るためにがんばります」ではなく、「私はXXさんが取り組んでいる女性支援の活動をサポートします」って感じですね。
こっちの方が、活動の解像度が上がりますし、達成度合いも測りやすい。
そして、もしその活動の方向性そのものに問題があるなら、それも一緒に解決していけばいい。
結局、どんな活動をするにも「高い解像度」と「リスペクト」は大事だなって思います。
ボクに攻撃してきた人も「リスペクトがない」わけではなかったのかもですが、少なくとも「攻撃をされている」とボクが感じている時点で失敗してますね。
難しい課題に取り組むなら、まずは仲間づくりの方法を学ぶのは大事なことだよなって思います。
最近、メディアに出る回数が増えてきたので、メイクに力を入れるようになりました。
ボクが愛用しているのは shu uemura。デパコス売り場に行くのも慣れました。
長髪と相まって、女性の朝のルーティーンについてもずいぶん詳しくなった気がします。