見出し画像

デジタルスキル学習に必要なソムリエ・伴走者〜リンクトイン・ラーニング(Linkedin Learning)を始めてみる

デジタルスキルを効率的に学ぶ際に必要なのはソムリエ・伴走者(コミュニティ)なのではないか、ということを今日は考えてみます。

昨日のブログでご紹介したように、デジタルスキル学習が必要なのは分かっているものの、どこから手を付けていいのか、どこで学ぶことが出来るか分かりづらく、敷居も高く、なかなか手を付けることができないのではないか、というテーマが最近の強い関心事です。

もしそんな時に、一人ひとりの目的やレベルに応じて適切な学習機会をアドバイスしてくれる人、適切な参考書籍、ブログ記事、オンラインコースへと導いてくれる人がいれば、寄り道を最小限に、スキル習得に近づけるのではないでしょうか。

極端な例えではありますがかつての人気映画「マトリックス」の中で、主人公の1人がヘリコプターを操縦する場面があります。未経験でも記憶操作技術によって瞬時にそのスキルを習得する場面は今でもとても印象深いシーンです(映画の該当場面はこちらで閲覧できます)。適切な学習プログラムを見つけることであのように短期間で身につけることが、将来的には可能になるかもしれない、と淡い期待をもたせてくれます(実際は難しいとは思いますが😅)。

今年の5月に経済協力開発機構(OECD)が公表した報告書「スキル・アウトルック2019」によると、ニュージーランド、米国、カナダなどではオンラインでスキル習得に取り組んでいる人が多い、というデータが示されています。日本はOECDの平均を下回り、そこまで普及してない状況であることが分かります。

そこで、今回は比較的ビジネスやクリエイティブの現場で必要とされるソフトウェア関連の講座が充実しているリンクトイン・ラーニング(Linkedin Learning)のことを取り上げてみます。

日本ではまだ転職サイトというイメージが強いかもしれませんが、ビジネス系SNSであるリンクトイン(Linkedin)が提供しているリンクトイン・ラーニング は月額約2,000円(年間契約の場合)を支払うことで14,000もの講座を受講することが出来るオンライン学習サービスです。

リンクトイン・ラーニング の利用者は上記の記事によると12,000社の法人利用者に加え、数百万人単位のリンクトイン利用者が購読しているそうです。素晴らしいと思えるのは2018年だけで3,200もの新しい講座が追加され、毎週何十もの新しいスキルの講座が追加されている点です。

現在は日本語版も提供されているので学習機会としてはとても魅力的と感じます。海外では行政機関や教育機関なども積極的に利用しているようで、オンタリオ州政府は州内の44大学の全生徒がリンクトイン・ラーニング を受講出来るよう支援をしているそうです。

実は以前に一度このリンクトイン・ラーニングは購読したことがあるものの、その時はなかなか時間を確保して講座を受けるということができなかったという苦い経験があります。

今回、デジタルスキル学習機会を探る実験の一貫として、受講してみることにしました。今後はnoteなどに専用のマガジンを作成するなどして少しずつ学習履歴を共有する中で、伴走者を探したり、いろいろな講座の見極めをしてみたいと思います。
タイトルに掲げた「ソムリエ」「伴走者」の重要性はまだこれから検証することになりますが、自らが学ぶ過程の中で意識してみたいキーワードなので敢えてタイトルに入れてみました。また折に触れて進捗のご報告をしてみたいと思います。

Photo by LinkedIn Sales Navigator on Unsplash

お読みくださってありがとうございます!国内外の気候変動、クライメートテック関連の情報をメディア目線で切り取って発信を試みてます。スキをクリックしてくださったり、シェア・コメントなどいただけたらとても嬉しいです