長崎/五島列島訪問レポート その1
2022年10月に長崎/五島列島を訪問した記録を数回に渡ってまとめていきますよ。
長崎といえば出島
先日、長崎の出島にて「出島組織」サミットが開催されたとのこと。私の周辺からも何名か知った顔が参加されていたようです。
仕掛け人の倉成さんは、ご自身のcomemoで開催の趣旨を書いています。
思い返すと私の「コネクタ」活動も、外界との架け橋役であり、存在そのものが出島だったんだろうな、と思ったりもしつつ。
「そういや長崎行った時のレポート書いてないや💦」と思い出したので、突然ですが、長崎/五島訪問記録を数回に分けて残していきたいと思います。
五島を目指すも、敢えての長崎市内経由で
10月某日。朝から東京を発ち長崎に。機内wifiが使えないこともあり、気になっていた本を読んでいたらすぐに到着。
定刻より早い到着で、予定より早いバスに乗車。市内には30分弱で移動できる。路面電車、出島の歴史資料館や中華街を横目に出島エリアに。旧跡や街並みなどを訪ねたい気持ちでいっぱいだが、残念ながらその猶予はない。
先の記事にもあったが、出島エリアには、かつての交易や開国によって異文化が流れ込んできた経緯を感じさせる施設や痕跡が多く残っており、当時の外交や文化発展の変遷、現在へのつながりに思いを馳せながら市内を回るのは想像するだけでもワクワクするし、数日では足りないだろうなぁ。
長崎事情のショートレクチャー
などと思いながら足を運び、県庁で広報をやってる同級生と合流。今回の目的地は五島(福江島)であり、五島に行くなら長崎空港からトランジット、もしくは福岡経由の空路でもよかったんだが。友人の勧めもあって、敢えて市内を経由し、本土と島の距離を体感すべく船で向かうことにしたわけだ。
出島ではデジハリの施設を見学した後、長崎ちゃんぽんをいただく。ランチしながら、地域の特性、波佐見焼の歴史と工芸にとどまらない地域への展開、五島牛のビジネスモデルと課題(種牛として発展してきたが故にブランドが浸透しきらず、今となっては長崎牛の名称に統一されつつある)、新県知事(とそれをとりまく市民団体から批判)、五島や対馬や壱岐のそれぞれの特性と離島を支える交付金(国防や経済水域確保の文脈や一方で人口減少等による課題をどう支えていくか)、三菱系を中心とした主要企業や産業の変遷(産業の衰退や転換に伴う人口流出や、新産業の創出の遅れ)、移住者によって盛り上がる地域(嬉野、雲仙等のクリエイターや新農業従事者らによるまちづくりやインバウンドビジネス)、地形と地下と人口流出(島や半島多く平地が少ないため平地の地価が割高)などなど、色々インプットいただく。
さらっと書き挙げたけど、短いランチタイムで詰め込んでこれらのレクチャーをいただけたのはありがたかったなぁ。さすが県庁広報。ありがとうございました。
しかし、こうして地域のことを教わるたびに、「ああ、ここでも数日滞在していけばよかった」と思う訳だ。また来るしかないな。
次回は、五島(福江島)上陸です。