さらば!コストカット経営。成長投資による価値創造経営へ。
こんにちは、リデザインワークの林です!
まさに、日本の経営は転換点を迎えていると思います。
今こそ、従来続いてきた、コストを絞り、既存オペレーションを磨きこむことで利益を拡大してきたコストカット経営から、新しい価値を創る、新しいマーケットを開拓して価値を創造する経営に転換していかないといけない。
上場企業の自社株買いが最高の9.6兆円となったことがニュースになりました。僕も投資をしているので、ある側面では非常にうれしいニュースであり、そのことは、現在の株高に影響を与えていると思います。
一方で、中長期的に株主価値を高める成長のための投資先が無い状況だともいえると思います。成長投資と言っても、バリューアップの筋が見えないM&Aをしても結果、企業価値を下げてしまいますし、unfamilierな領域に進出してもリターンの蓋然性は低い。また、グローバル展開を加速させるとしても勝ち筋が見えていない。
現在の大手企業の経営者や経営企画の方々とディスカッションする中で、成長に向けた投資先がない課題は深刻だなと感じています。
いきなり大型の投資をするのではなく、R&Dに取り組むことで見えてきた筋に投資をする、小型のM&Aでバリューアップの筋を検証し、バリューアップの筋が見えてきたタイミングで大型のM&Aを推進する。
グローバル展開での自社の強みを特定し、強みで事業を拡大できる再現性を検証してからグローバル展開の加速をするなどが必要です。
現在筋の見えている成長投資が無いのは、過去3年~5年のR&Dや検証が不足していたからです。
以前にもnoteに書かせていただきましたが、既存事業が順調な時ほど、そして、R&D担当部署だけでなく、経営者から若手まで、R&Dを取り入れた経営をしていくことが重要だと思います。
コストカットをどう行うかの議論はもう十分やってきたと思います。今こそ、次の種を育てるR&Dや勝ち筋を検証するための投資を実行し、次の成長戦略となる投資筋を創出していきたいですね。
財務戦略による株主還元方針の進化だけでなく、事業戦略、投資戦略による株主還元方針に進化させていく必要があると思います。
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