今週のおすすめ日経COMEMO 8/17~8/23
まだまだ暑さが続きますが、いつも日経COMEMOにご投稿いただきありがとうございます! 本日もCOMEMOスタッフが選んだ、今週のCOMEMOらしいおすすめ投稿をご紹介いたします。
■東大を0日で休学した僕が、リンガラ語を覚えながらコンゴ川を下り、アフリカでベンチャーキャピタルを立ち上げるまで
ケップルアフリカベンチャーズの品田さんが、ビジネスパーソンにとってのアフリカの魅力を語ります。
アフリカが好きすぎた品田さんは、大学入試に合格した翌日に休学し、数カ月後にはコンゴの地に飛び込みました。大学卒業後は大手商社でナイジェリアに駐在し、現地で湧き上がるスタートアップシーンを見てアメリカでMBAを取得後にベンチャーキャピタリストに転身し、現在はナイジェリアを拠点に現地のスタートアップ企業に投資活動を行っています。
高校卒業後に旅をしたアフリカでの経験が今でも価値観のベースにあり、その後もずっとアフリカに魅せられてきた品田さんは、ビジネス面でのアフリカの魅力とともに、「変化の時代」にアフリカ的な暮らしのスタイルは大きなヒントになるはずだと語ります。
■複業スタートアップにはだかる壁。
「豚汁エバンジェリスト」のいわあゆさんが、ご自身が中心となり運営する複業スタートアップ「TONJIRU STAND」の活動の中で思うことについて投稿しています。
チームビルディングの難しさ、活動を行う上での迷い、焦り、停滞、反省……、チームを率いるリーダーが日々考えていることが、手にとるように伝わってきます。チーム活動を行う上でネガティブな面もあるのは当然でしょうが、日々目にするスタートアップの情報は成功事例が多く、こういった現在進行形のリアルな悩みを聞けるエントリーは貴重だと思います。
先日某所でいただいた豚汁はたいへん美味でした。TONJIRU STANDの世界進出を期待しております!
■自分の性質はキャラの集合体、と考えてみた/藤原佳奈(演劇家)
創作に行き詰まり10年以上ぶりに海外旅行に出た藤原さん、旅に出て「◯◯せねば」という思考の癖から離れられることを期待していましたが、結果は日本にいるときよりもその思考が強まるばかり。そこで藤原さんは、自分の中に新たなキャラを追加するという突飛な作戦に出たところ、思った以上の効果が上がりました。こんなやり方もあるのか! と参考になる体験談です。
■「文化」と「起業」/小林 暢子(EY Japanパートナー)
戦略コンサルタントの小林さんは、知人のイスラエル人との食事の席で、起業マインドは土地固有の文化が後押ししているのではないかと感じる体験をしました。徹底した「個人優先」文化があるイスラエルでは、安全な職業に寄りかかるよりも「自分で自分の道を切り開こう」といった精神につながるとのことです。
一方、日本では「出る杭は打たれる」文化や、空気のように存在する同調圧力が起業マインドが育たない理由としてよく言われますが、そういった日本でも働き方が急速に変わってきているので、文化をシフトすることにより新しいイノベーションを期待することができると小林さんは語ります。
■現代貨幣理論(MMT)における「対立の本質」/矢野和男(日立製作所フェロー)
最近話題になっている現代貨幣理論(MMT)について、AIとデータサイエンスの専門家である矢野さんが、ご自身の専門分野で使われている枠組みを使い議論を整理してくださいました。
門外漢にはなかなか理解しづらい金融理論ですが、矢野さんが整理してくださったことにより今まで見えていなかったポイントが浮かび上がってきました。
■宅配から始まる日本のOMO/村上 臣(電脳コラムニスト)
最近話題のビジネス用語「OMO」。オンラインとオフラインをひとつのものとして捉える考え方です。キャッシュレス決済の普及などによりすべての購買行動がオンライン化されていく中、今後すべてのビジネスが影響を受けるのは確実です。
テクノロジーの進化によって、顧客目線になり顧客を最優先に考えたサービスを提供することが可能になってきました。サービスを受ける側としては今以上に便利になり、サービスを提供する側も顧客がなにを求めているのかがダイレクトにわかるようになるので、どちらにとっても大きなメリットがあり、よりよい体験が得られる世の中になっていくことが期待できます。
今週も皆さまの日経COMEMOへの投稿を、楽しみにお待ちしてます。ハッシュタグ「#COMEMO」をつけて、ぜひご投稿してください!