スタートアップが複業人材を求める理由
日経COMEMOのKOLをしております、大林です。60,000名以上が実名顔写真付きで登録する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Another worksの代表をしております。
国や行政など日本全体をあげてスタートアップ支援を打ち出す中、スタートアップでは常に人手不足状態に陥っています。
日経では海外スタートアップの動きも紹介されており、記事内では北アイルランドのスタートアップ企業経営者が「1人の欠員を補充するのに6カ月もかかる」という採用難の現状や人員を確保できたとしても「十分に活躍できるようになるまで丸1年を要することもある」というリアルな現状を伝えています。
本noteでは、スタートアップ目線の”リアルな採用課題”と”新しい人材確保の手段”についてご紹介していきます。
スタートアップでは、なぜ人員確保が難しいのか
スタートアップで人手不足・採用難が発生している理由は、単に労働力人口の減少だけが要因ではありません。スタートアップならではの採用課題が主に2つあります。
1週間ごとにタスクが変わる特殊性
まず、スタートアップ企業の特徴の1つが急速な変化です。1週間ごとにタスクが変わったり、ミッションやプロジェクトが変わったり、毎月やることが変わったりするなど、非常に変化が激しい環境です。
また、プロダクトリリース前・後、PMF達成前・後など会社のフェーズによって必要なポジションが大きく変わってきます。例えば、プロダクトリリース前はエンジニアやデザイナーを仲間にし、リリース後は営業やマーケターを仲間にする、といった形です。
そのため、「一時的に○○プロジェクトで人手が欲しい」というニーズが、人手不足という課題のほとんどを占めているのです。これらのポジションでは正社員では(入社後にミッションが変わってしまう可能性があるために)採用が難しく、すぐに入ってほしいという緊急性のあるポジションであることが多いです。
”フルタイムで依頼する程ではない”業務が乱立している
次に、スタートアップでは多くの業務が「兼務」状態です。
多くのケースでは、社長や経営メンバーが営業・マーケティング・採用・広報・経理・バックオフィスなど創業初期にはフルタイムの業務が必要ない業務をすべて兼務するカオス状態になっています。
それぞれの業務ごとに正社員を採用することは資金が潤沢ではない創業初期のスタートアップにとって現実的ではありません。そのため、業務を誰かに任せたいと思いつつ任せる人員がいないために、経営メンバーのキャパシティオーバーに陥ります。
スタートアップで注目される「複業採用」という手段
これらのスタートアップならではの採用課題を解決できるのが「複業採用」です。複業では職種・プロジェクト毎に人材を採用し、業務をアウトソースすることができます。
例えば、「Facebook広告のアカウント立ち上げ〜初月運用を実施する」「営業資料を作成する」「アプリ開発をする」「SNS運用をお願いしたい」など依頼したい業務は枚挙にいとまがありません。それぞれの案件ごとに即戦力人材を採用することで、複業人材と共に最大効果を発揮することができます。
また、複業では最短即日で人材を仲間にすることができます。正社員採用では退職交渉や有給消化を経て入社、入社後丁寧なオンボーディングを実施するため、スタートアップにおける「すぐにでも力を借りたい」緊急性の高い案件には対応することができません。
一方複業は、本業を続けながら、今の環境を大きく変えることなく働ける手段であるため、最短即日での採用が実現できるのです。実際に、弊社サービス『複業クラウド』利用企業様の中には、求人公開から1日で面接〜採用まで至った事例があります。
ここまで、スタートアップの人手不足が起こる要因と「複業採用」との相性の良さについてお話してきました。今後も働き方や採用の最新トレンドをご紹介していきますので、是非チェックお願いします!
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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