飾りじゃないのよマスクは
ここ最近、マスク議論が白熱しています。私もそれに追随して「機内でのマスク」「学校でのマスク」について「思うこと」を続けて記事にしました。有識者の見解となるとインパクトが強い印象と捉えられがちなので、基本的な知識(建前)を提供したうえで一部行き過ぎた対応への苦言(本音)のせめぎ合いの中でコメントしたつもりです。ただ「個人判断」というのは着用が義務化されていない日本ではこれまでも一部は個人判断であったわけであり、公式見解としては何とも歯がゆい結論です。
当然ながら様々な人たちからは批判の声が上がるのは当然と思いますし、どちらでも良いということになれば半ば強要している場所や施設ではトラブルのもとにもなりかねません。
橋下徹氏 政府のマスク巡る方針に「あれだけデータとか科学的知見に基づいてって言ってるのに今回は…」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
古市憲寿氏「日本は同調圧力が強い国。政府は事実上の強制をしてきた以上…」マスク“個人の判断”に(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
「脱マスク」個人の判断で…“逆マスク警察”も 外すよう強要? SNS上で心配の声(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
笠井信輔アナ、マスクを着用しなかった若者&注意した劇場側の対応に衝撃…「不安を拭いきれません」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
このような批判の声が上がる理由になるのも正式な見解ではなくメディアを通じた政府関連の(現場を診ていない)有識者の安易な発言にも大いに問題があると考えます。しかも第9波などいつまでそんなことを言っているのかと耳を疑いました。
‟脱マスク”まで1か月 マスクする?しない?困惑広がる【ひるおび】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
悶々としている中でふとある曲が思い浮かび、今のマスク事情について歌詞に当てはめてみたら何となくうまくはまってしまったので思わず原稿にしてしまいました。サビの部分だけです。
今月は2つの記事を投稿済ですが番外編ということでつぶやいてみました。この歌詞の「つけてるだけじゃダメなの」の意味ですが、例えば誰もいない屋外でしっかりとマスクをつけているのにランチやカフェの時にはマスクを外して大声で話をしていれば他でつけていてもリスクがあるのです。すなわち、周りがつけているからとりあえずつけているのは効果的ではありませんし必ずしも安全ではありません。私が以前より提言している「見かけだけ」の対策としてのマスクではなく「メリハリのある」「効果的な」「飾りではない」マスクの着用をしていただきたいという思いです。従って、「マスクをし続けることに疑義を唱える」ということではなく、「マスクは要らない」ということでもなく、さらには「必ずして下さいよと声掛けする」までのことでもなく、コロナ前と同じような位置づけに戻しませんかということです。
それは「咳エチケット」として、インフルエンザなどが流行している時には拡がりを最小限に抑えるために体調のすぐれない方はマスクをして他の人にうつさないようにする、医療機関などでは発熱している患者さんがいるかもしれないので自分を守るためにマスクをするなど必要な時に「周囲への配慮」「自分を守る」というように理解していただければと思います。
もちろんこれからの花粉の飛散シーズンでは感染対策以外の目的でのマスクが手放せない方も少なくはないと思います。