話が通じにくい人と話すということ。
みなさんこんにちは、澤です。
前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!
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まずはこの記事。
この記事を踏まえてマンションの理事会を事例にしつつ、「話が通じない場面」をテーマに書いてみましょう。
ボクは、かなり年数の経った中古マンションに住んでいます。
独身時代に購入して、結婚してからもかみさんとそこに住み続けています。
築年数は40年近く、いろんなところにボチボチとガタが来ています。
総戸数が少なく、かつ分譲で購入して住んでいる人の中に現役世代もいるので、どうにか運営はできています。
もともとは持ち回りで理事会メンバーを選んでいたのですが、最近は高齢の方が亡くなってしまったり施設に入ってしまったりで、毎回のようにボクは理事会メンバーになっています。
それほどたくさんのタスクがあるわけではないのですが、これはなかなか興味深い体験をすることができます。
BtoBの現場では、目的が明確だったり共通のゴールが設定されていたりで、会話そのものが全くかみ合わないことは(一般的には)避けられる建付けになっていることが多いですよね。
これが、マンションの理事会となると、本当に顔ぶれがめちゃくちゃバラエティに富んでいて、全く話がかみ合わないことが日常茶飯事だったりします。
管理会社の方によると、ボクのマンションはそれでもまだいい方らしいのですが、マンションによっては理事会が全く機能しなかったり、住民同士が血で血を洗う争いを繰り広げたり、理事会が暴走して謎ルールを設定したりと、なかなかスパイシーでエキセントリックな状況がまぁまぁ見られるようです。
そんなこともあって、理事会機能を外に丸投げ!なんてパターンもあるようで。
こんな話を踏まえつつ「話がスムーズに通じない場面」をどう切り抜けるか、ということについて書いてみようかと思っております。
ボクがマンションの理事会に出て、住民の皆さんと会話する中で感じたことは、とにかく「ビジョンが共有されていない状態での会話は極めて困難である」ということです。
「同じマンションに住んでいる」ということだけが共通項なので、会話のとっかかりが極めてつかみにくいものです。
例えば、同じ学校に子供が通っているとかなら、共通の話題を作りやすい部分もあるかもしれません。
ただ、記事で紹介されているような、高齢化が進んでいるマンションにおいては、そもそもお互いのことを全く知らないとか、知り合いではあるけど関係性のアップデートができていないとか、会話しにくい条件が増えてくるように思います。
そうなると、ちょっとしたことでもめ事が発生したりする。
声が大きい、足音がうるさい、共有部分にものを置く・・・
簡単に住民トラブルへと発展して、やれ警察だ~~やれ裁判だ~~って展開にもなる。
関係性が薄い相手と、物理的・論理的に急に距離を縮めることになると、人間関係はトラブルを起こしやすくなるのではないでしょうか。
こういうトラブルを避けるために、二つのことを意識するのがお勧めです。
余裕とユーモアです。
余裕は、時間・体力・お金のどれかの余裕かなと思います。
どれか一つでもあると、提供できるものが増えるので、トラブルを大きくしないための緩衝材を買って出ることができます。
もちろん、テイカーには要注意ですけれど、余裕分だけでちょこっと何かをギブすると、ありがたがられて人間関係はよくなるものです。
もう一つが、ユーモア。
ユーモアのある人は、コミュニケーションがしやすい。
話しかけた時に柔らかく受け止めてくれるとわかっていると、相手はどんどん心を開いてくれると思います。
ユーモアがあるというのは、別に芸人さんのように爆笑の嵐を巻き起こす能力のことではありません。
先ほどの余裕ともつながるのですが、相手の言っていることをちょっと柔らかく受け止める能力のことです。
あまり親しくない人に「ちょっといいですか・・・?」と話しかけてきたとき、
「なんでしょう?」
「どんなご用件ですか?」
「あまり時間ないのですが」
という反応をされると、ちょっと心の距離が遠く感じますよね。
「はいはい、なんざましょ」
「喜んで承ります~!」
「これからの5分はあなたのものです」
こんな言葉を笑顔でいえば、心理的な距離はぐっと縮まると思います。
このようなとっさの返しは、普段からちょっと意識して準備しておく必要があります。
ただ、特に投資もいらないし難しい技術の習得も不要です。
少し意識を変えるだけで得するなら、試してみる価値があると思いませんか?
元お笑い艇人の友人、中北さんが書いた本。
おもろいです!
こちらもぜひ。