スペースインベーダーを行ったことがる経営者は、メタバースをビジネスに活用できる(後編)
今までのビジネスワークは、スペースインベーダーの2playモード
前回のnoteの記事で、今までのビジネスワークの多くは、スペースインベーダーの2playモードであることを説明しました。メタバースで実現できている「n人同時play、n異画面同時出力」ではないことを、確認しました。
まだ、多くのビジネス・シーンは、スペースインベーダーの時代のままです。
メタバースの特徴は、仮想3次元空間にも、焦点が当たりますが、それよりも重要なのは、n人同時play、n異画面同時出力ではないでしょうか?
今回は、ビジネス・シーンでも活用できる、「n人同時play、n異画面同時出力」を紹介します。まずは、未経験の方は、ご自身のパソコンで体験をしてみましょう。新しい技術は、「習うより慣れろ」という時期が必要です。慣れたら、この体験の本質的な理解を、ご自身で行い、今度は皆さんの企業の本業に活用できないか考えてみてください。
「n人同時play、n異画面同時出力」をビジネスで使おう:文章作成(Google Drive)
多くの方がすでに使っているのが、Google Driveでの文章作成ではないでしょうか。(同じ機能は、マイクロソフトのOfficeでも提供されています。)Google Driveでは、文章作成、表計算、プレゼンテーション資料などの作成が行えます。
そして、ここで文章や表や、プレゼンテーションを作成するときに、同時に複数の人が編集可能です。以下の画面では、簡単なデモなので、2人で同じ画面を見ていることになりますが、n人が同時編集を行い、n個の異なる画面(具体的には、ユーザーのパソコン画面)を表示することが可能です。
例えば、グループの事業の売り上げを、グループメンバーに共有し、一度に入力してもらうような共同作業がすでに可能になっています。実は、このGoogle Drive自身は、メタバースよりも歴史が古く、すでに会社で活用されているのではないでしょうか?これは、まさに文章作成における、n人同時play、n異画面同時出力なのです。
「n人同時play、n異画面同時出力」をビジネスで使おう:ホワイトボード(miro)
文章の共同編集は、ビジネスの効率化や、新しいビジネスのプロセスづくりにとても有効です。おそらく、今までの文章作成や文章承認のフローも、デジタル・トランスフォーメーションの対象になるのでしょうから。
ところで、時には、もっとクリエイティブな会議や会話を行う必要があります。コロナ禍になり、私たちは気軽にVideo会議を使えるようになったことで、今までよりも創造的な会話を、行いやすくなりました。そして、その会議をさらに、創造的にするツールとして、オンライン・ホワイトボードがあります。
オンライン・ホワイトボードには、今まで物理的なホワイトボードにない価値がある一方、捜査はとても簡単です。今までのホワイトボードにない価値とは、
同時にボードに書き込む人数に制限がない
ボードに書いたら、デジタルで保管される
ボードには、パソコンや他のデジタル・ツールで取り込んだ画像が簡単に張り付けられる
などです。ここでは、miroというオンライン・ホワイトボードを紹介します。
私は、miroを創造的な会議に活用します。例えば、各自のビジネス・アイディアの検討などのシーンです。自分のアイディアを、各自miroに書き込む。書き込んだ後に、その人の発表を聞きながら、聞いているひとが、そのアイディアに関して、付箋などを使って、感想やアドバイスを書き込む。このようなことが、簡単に行えるのです。
これに慣れた今は、多くの授業や、ワークショップでvを使い、そのことにより、今までよりも創造的な時間を提供できるようになったと思います。これも、メタバースの考えや技術の「n人同時play、n異画面同時出力」の例なのです。
皆さんの宿題は、本業にメタバースの考え方・技術を応用すること
今回は、すべての仕事で使える、メタバースの考え方や技術が活用されている、文章作成や、アイディア開発のツールを紹介しました。まず、これに慣れることにより、スペースインベーダーとメタバースの違いを、体感しましょう。体感の次は、自分の言葉で理解しましょう。
次に、重要なのは、その理解を、自分の本業に活用することです。工場生産ラインで、n人同時play、n異画面同時出力とはどのようなことができるのか?顧客サービスで、n人同時play、n異画面同時出力とはどのようなことができるのか?これが、真のメタバースのビジネス活用であり、新しいビジネスの創造なのでしょう。
そのためには、経営者の皆さん、ビジネス開発を考えている皆さん、スペースインベーダーを思い出し、メタバースの考え方が活用されている、新しいオフィス・ツールを遊んでみましょう!
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