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スモールサークル時代に「個」と「集団」を考える投稿2本

新しい生活様式が進む中で、コミュニティは、少人数の居心地のよい関係性のみで閉じる「スモールサークル 」の方向に向かっています。その背景に潜む「個」と「集団」における問題について、知見を深くもつために読んでおきたい投稿2本をご紹介します。

日経COMEMOは、各界リーダーたちのビジネス知見が集まるサイトです。不確実性の時代においては、ノウハウなどの消費して終わる情報よりも、それをきっかけに思考をドライブさせられるような仮説や問いが重要だ!との考えから、私たちが「わからない」と思うことに対して、こうじゃないかと思考実験をしているキーオピニオンリーダーたちの投稿をご紹介しています。


■新しい「スモールサークル」の形を考えるときがきた

1本目は、小林暢子さんの投稿です。コロナの影響で生まれつつある物理的な「密」を避ける新しい生活様式では、心理的に「密」な関係にある少人数の繋がりが濃くなっていき、これは「村」のようで、ある意味時代を逆戻りしているようにも感じると、小林さんは見ています。さらに、こうした「スモールサークル」の拡大は、分断が進み他者排斥に繋がる危険を孕んでいるので、不寛容な社会にならないよう注意したいとも言っています。

小林さんのこの投稿を読んで、私たちはこれまで、子供の頃からずっと「自分の世界を広げることが成長なんだ」と、何の疑いもなく考えてきたのではないかと思いました。

家族の輪を飛び出して学校に入学、日本を離れて海外に留学、地元を離れて都心に就職など、それまでのコミュニティを出て新しい環境に飛び込んで懸命に頑張ることは、内に籠ることよりも良いことのように思ってきました。

しかし、よくよく考えてみれば、気の置けない仲間たちとだけ付き合う「スモールサークル 」の中にずっといることのほうが、ストレスもなく心地よい毎日を過ごせそうです。

なぜ、私たちは外に向かって飛び出す必要があったのか?そして、外に飛び出せなくなった今、何を考える必要があるのか?……この小林さんの投稿の中にヒントがあったような気がしました。ぜひ皆さんにも読んでみていただきたいです。

▼小林暢子さんのご紹介

小林さんは現在、「どう変わるか」「どう生きるか」をテーマに「EY Japan」で戦略コンサルタントとしてご活躍中です。COMEMOへの投稿は、チームワークや職場のメンタルヘルス、ジェンダー問題など多岐にわたっています。おすすめ投稿でも度々ご紹介していますが、小林さんの投稿で、私たち運営チームも毎回気づきをもらっています。


■境界が曖昧になれば私たちの悩みは一瞬で「些細なこと」になる

2本目にご紹介したいのは、若宮和男さんの投稿です。現代は「個の時代」と言われていますが、そんな時代における「主語」について考える投稿です。主語は小さく捉えすぎると「不安」や「苦痛」を生み、大きく捉えすぎると「対立」や「分断」を生んでしまう。そこから逃れる方法として若宮さんが提案しているのは、主語を「超ミクロ」か「超マクロ」のどちらかにして語る、という方法です。

若宮さんの投稿には、運営チームのメンバー一同、毎回唸らされているのですが、今回の投稿では特に、最後に「個」と「群れ」はつながるという話に結びついているところが、本当にすばらしいと感じました。

私たちは「個人」を、「この世にたった一人しかいないかけがえのない存在」とセンシティブに表現することがあります。しかし、たった1つしかない「個」も、それ以上に分割することが可能ならば、分割を無限に繰り返すことで、最も大きな集団である無限の「宇宙」とつながってしまいます。

若宮さんが提案している「超ミクロ」もしくは「超マクロ」を主語として使うことで境界を曖昧にすることができれば、私たちの日々の悩みは一瞬で「とても些細なこと」にできるのかもしれません。

投稿の最後の部分にある「でも、僕は葛藤する個も大好きです。アートってだいたいそういうところから生まれてくる気もします。」という言葉が、とても若宮さんらしく、アートに対する愛情を感じました。

▼若宮和男さんのご紹介

「全員複業」がルールの会社、株式会社uni'que(ユニック)代表の若宮和男さん。先日は、日経COMEMO主催のイベント『アートシンキングの学校 #01 アートの触発で「正解」を超えよう』にもご登壇いただきました。オンラインイベントの新しい可能性を探るような挑戦もされているので、次回のイベントも大変楽しみです。


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