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老いもガンも跳ね返す!幸福を支える3つの要素

「心の老い」の特効薬とは?

大阪大学の吉川秀樹教授は「心のアンチエイジング」をテーマに講演活動を続けられています。

きかっけは、若い医局員の頃に受け持った悪性腫瘍で入院している小学生の男の子にありました。

この子は、すでに片足を切断し、抗がん剤の副作用で頭髪は抜け、全身の転移もあって余命数年という過酷な運命にもかかわらず幸福感にあふれていて、医療従事者がこの男の子に接すると、皆明るくなりました。

吉川教授は男の子の最期を看取みとり、それから「どうしてこの子が幸せでいられたのか?」という問いへの答えを探し続け、幸福を支える三つの要素に気づいたそうです。

1.  悪いことにはこだわらず、いつも良い面を見る
2.  先のことをくよくよ考えないで今を全力で生きる
3.  人を幸せにすることを自分の幸せとする

特に3番目が重要ですが、何も大げさなことではなく、誰かのことを思うだけでも良いと説明されています。

これは、以前書いた散歩中に見掛けた人に対して心の中で「この人には幸せになって欲しい」と考えるだけで、自分の幸福感が高まるという研究結果と全く同じ結論です。

幸福になるために、他人の幸せを願う 


また、1番目、2番目の要素は、矢野和夫さんが書かれていた

「為せばなる」と「幸せ」

と同様の話で、楽観的に、困難に負けず、自信と希望をもって生きることが、心のエネルギーとなり、幸福のベースラインを高めます。

幸福がいかにもたらされるのか、ずいぶん研究も進んできており、結論は収斂してきているので、これからは、みんなで実践する段階に来ていると感じています。

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