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会社のメアドにアイデンティティを。Z世代の会社が取り入れる「花」のメールアドレス

皆さんは、仕事用のメールアドレスってどのように決めていますか?

おそらく企業勤めの方は、「kent.imataki@XXX.com」のように、自分の名前に企業ドメインのついたアドレスを入社時に付与されているんじゃないかと思います。憧れていた企業の名前に自分の名前が並ぶって、なんだか嬉しいですよね。

僕と私と株式会社では、メンバーに付与するメールアドレスに「本人が好きな花の名前」をつけています。

sakura@boku-to-watashi-and.com
rose@boku-to-watashi-and.com

こんな感じです。

名刺交換の際に「なんでsakuraなんですか?」「roseってあだ名なんですか?」と聞かれることもありますが、メンバーのことを花の名前で呼び合っている…わけではありません。

今回は、ぼくわたメンバーのメールアドレスが花の名前である理由をお話します。

花は、ぼくわたのアイデンティティの1つ

まず、ぼくわたで定義している理念がこちらです。

MISSION:“らしさ”を咲かせ、“らしく”彩る。
VISON:自分らしさを咲かせる会社

これを読んで、何か気づくことはありませんか?

実は、僕と私と株式会社は「花」がアイデンティティの1つとなっています。たとえば、関連会社の名前は「株式会社会花」、新しい事業や企画が立ち上がった際には「咲いた」という言葉を使うなど、何かと花の要素が詰まっている会社なんです。

皆さんに少しでもぼくわたと花に関連したイメージがつけば嬉しいと思い、会社ロゴやホームページなどにも、花のモチーフを散りばめています。メールアドレスも、そんなアイデンティティを示す要素として、花の名前を入れています。


花以上にマイナスイメージなものを、見たことがない

ではなぜ、ぼくわたは「花」をアイデンティティの1つとしているのか。

それは、僕が「花以上にマイナスイメージなものを見たことがない」と考えているからです。

花を見て不幸になる人って、いるのでしょうか。

四季折々いろんな表情を見せて、私たちを楽しませてくれる。

大切な人に花言葉としてメッセージを届けてくれる。

「花を見にいこうよ!」と、人との繋がりを生んでくれる。

枯れてもどこか哀愁を持って美しく残り、ドライフラワーとして永く残すこともできる。

日常に花があるだけで人の幸福度は上がり、ちょっとだけカラフルな日常が送れると僕は考えています。

ちなみに、僕の以前の肩書きは「花クリエイター」でした。

花を使ったプロデュースやマーケティングを行い、花のブランドの立ち上げや花にまつわるMVの作詞、街中で花を配るイベントの開催など、「花の力で世の中を幸せにしたい」とさまざまなことに挑戦していたのです。

海外にはバレンタインにお花を贈る文化や、「パンを2つ買うお金があったら、パンを1つと花を買う」という教えが浸透している国があるにもかかわらず、日本ではあまり花を贈る人がいないというのも、花クリエイターとして活動していた理由です。

メンバーにもクライアントにも、花のことを思い浮かべる瞬間を

そんな花への想いもあり、ぼくわたではメールアドレスにそれぞれの好きなお花を取り入れています。

入社時に好きなお花を教えてもらうことで、メンバーは「自分の好きな花ってなんだろう?」と一度は考えることになりますし、よく仕事をする人とはお互いの好きな花を覚えることになります。

もし、好きなお花がなかったとしても、自分のメールアドレスに使われている花には少なからず親近感を覚えるはずです。

また、クライアントは「なんでメールアドレスが花の名前なんだろう?」と注目し、難しい名前のお花であれば検索をかけてくれるかもしれません。

皆さんの頭に一瞬でも多く花のことを思い浮かべる時間を作りたい。そんな想いで、メールアドレスに花の名前を取り入れました。

今後も花の種類が尽きない限りは、この取り組みを続ける予定です。

※ちなみに花の種類は、20万種類といわれています。これが尽きるほどメンバーが増えたぼくわたも見てみたいものです。

メールアドレスが、会話のきっかけの1つに

自分の名前を入れるのが一般的な会社用メールアドレスですが、このように会社のアイデンティティを取り入れることで個性を出すことは可能です。

今、世の中では初対面の人とのコミュニケーションを生むツールや会話術が注目されています。

コロナ渦を経て対面でのコミュニケーションが復活したことで「どうやって雑談をするんだっけ」と悩む人や、より多くの人に自己紹介をしたりSNSの交換をしたりする機会が増えたことで「少しでも相手の印象に残りたい」と考える人が増えたのです。

冒頭で述べた「なんでsakuraなんですか?」「roseってあだ名なんですか?」というやりとりからもわかりますが、名刺や自己紹介を少し工夫することは、出会った人と一歩踏み込んだ会話をするきっかけになります。

1日に何人もの人と名刺交換をするビジネスパーソンのなかには、軽く挨拶をしただけでは全ての人の顔と名前を覚えきれないという方も少なくありません。

顔と名前にプラスaの要素として個性的なメールアドレスを加えることで、会話のきっかけを作ってみるのはいかがでしょうか。

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このnoteでは、Z世代経営者の僕がZ世代の最新事情やZ世代のマーケティング会社「僕と私と株式会社」を経営するなかで感じたこと、ビジネスハックなどを発信しています。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。他にもこんな記事を書いているので、ご覧いただけたら嬉しいです!

※このnoteは個人の見解です。

今瀧健登について

今瀧健登 / Imataki Kent(Twitter:@k_hanarida
僕と私と株式会社 代表取締役 
日経COMEMO キーオピニオンリーダー
一般社団法人Z世代 代表

1997年生まれ。SNSネイティブへのマーケティング・企画UXを専門とし、メンズも通えるネイルサロン『KANGOL NAIL』、食べられるお茶『咲茶』、お酒とすごらくを掛け合わせた『ウェイウェイらんど!』などを企画。
Z世代代表として多数のメディアに出演し、"サウナ採用"や地方へのワーケーション制度など、ユニークな働き方を提案するZ世代のコメンテーター。

日経COMEMOではZ目線でnoteを綴り、日経クロストレンドでは、「今瀧健登のZ世代マーケティング」を連載中。

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今瀧健登 / Z世代の企画屋
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