子どもだけじゃない!大人こそ必要な「総合」の力
気がついたらGW突入…。今年も早くも1/3が終わったことになりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。3社経営&小学生2人保育園児1人の母をしています、翠川です。
3月4月といえば進学・進級。また、やる気に満ちた4月を経て人は5月病なるものに向かっていくと思うので、ここで感情に引っ張られずに、娘の学年の変わり目に感じた、新たな自己啓発テーマを投稿しておこうと思う。
すべてのベースになる?「総合」の力
昨年、下記のような投稿をした。
こちらは、「感性」というのが今後重要になってくるスキルである、というような内容。今回は、個人的に持っていた方が良い部類のスキルの話。
この半年、色々な仕事でチームを作る際、「感性」と同等に必要性を感じたのが、「総合力」だった。「総合力」のある子に、このチームに入ってほしい…と思う機会が増えた気がするのだ。専門性の高い人材は、いろいろな方法で繋がることができる時代になっているからかもしれない。これは、個人としてのスキルというより、組織として動く際に持っていると良いスキルといえるのだろうか。
イメージ的には、「総合職」「一般職」「専門職」で使われる「総合」というような意味合いかと思う。
???
さまざまな能力や要素を評価した結果を総合力という、みたいな回答になっていますが、
総合力を活かせる職業に対しての質問をしたら、イメージ通りの回答だったので、「総合力」と書いてしまうと言葉が少し違うのか。「総合」の力というのが正しいかもしれない。
で、その「総合」の力ってどこで磨けるのか、と思ったわけです。
まあ、そりゃそうだ、という回答。これといってピンとこないというか…「そういう立場として」「そういう経験を積む」しかないということなのでしょうか。だとすると、「総合」の力を活かせる職は、AI時代にも必要とされる職種にも関わらず、育つ機会やきっかけ、種が芽吹きにくいということになってしまう。
私たち40代以上の総合の力の持ち主は、ある種「気合いと根性」でそのスキルを持っている…なんてことになっていそうです。
義務教育における「総合的な学習」
ところで、多様性よろしく、教育する側の世代はそういった教育を受けていないにも関わらず、その価値観に対してきちんと教育をしていかなければいけない現3-40代の子育て世代の皆さん、おつかれさまです。
先日、9歳の娘がそれこそ「総合的な学習」の時間で、まさに「総合」の力が伸びるような取り組みをしていたのです。
義務教育における、「総合的な学習」は、小学校で2002年4月に施行された学習指導要領により創設され、2011年4月から改定された学習指導要領により小学校3年生から6年生まで設定されたとのこと(※小学校1・2年生は「生活科」)。
始まってから12年経って、娘が総合の授業で取り組んでいた課題というのが、下記のような内容。
地域の方との関わり、挑戦、失敗、軌道修正、考察、成功、学習を深める、広報、プレゼン、企画、制作、販売、報酬のシェア、の全部入り。
地域の取り組みとして、下記取材を受けるほどに大成功の体験になったようです。
終始クラス一丸となって、その作物のことを知って、地元でも作れる、好きになってほしい!という気持ちに溢れていて、とても素敵で感動しました。子供達はそんな想いの中で、たくさんの気づきがあり知識や知恵がついていた。
ただ、側から見ていると担任の先生への負担がとても大きく、本当によくここまで小学校のルールが色々あるなか実現してくださったなというのが保護者としての感覚。
娘は、こんな体験をさせてもらえる環境にたまたま当たったわけですが、総合について調べてみると、他のクラスは全く違うことをしていたし、全国津々浦々完全に先生頼みでのカリキュラムになるようでした。素晴らしい試みだったけど、それこそ親と同じく「総合」の教育を受けたわけでもない先生がそのカリキュラムを作ってくださり、負担がギュッとかかるので、どうしたもんかと。
結論、
「総合」の力について、大人の方こそもっと体系的に身につけていくべきだと思ったのでした。大人にも、「総合的な学習の時間」必要じゃないですか。「総合」の専門家(言葉として崩壊していますが)になりたいくらいです。
これからの時代を生き抜くためには、
総合の力を下地にベースアップをしている
感性を磨いて解像度を高く専門的な知識や見解を積み上げている
健やかなメンタルを保つことができる
この3点が揃えば、常に向上していけるのでは、という明るい気づきのあった2023年度でした。
2024年度に始める新事業に、上記のような内容も盛り込んでスタートできるよう張り切っていきます!
参考記事: