海外ワーケーションは、アイデアの宝箱。Z世代の企画屋の僕が、3ヶ月に一度旅をする理由
先日、経営合宿の一環でオーストラリアでワーケーションをしてきました。
ぼくわたではこれまで、メンバーが住むフィリピンを訪れたり、メンバーとフィンランドに行ったりと、さまざまな国でワーケーションをしてきました。
今回のオーストラリアでは、仕事をしながらメルボルンを観光したり、ワイナリーに行ったりと、日本とはまったくく異なる環境のなかで過ごし、新たな刺激をたくさんもらいました。
もともと旅が好きな僕ですが、どんなに仕事が忙しいなかでも、「3ヶ月に一度は海外ワーケーションをする」というマイルールを設けています。
今回は、僕がそんな海外ワーケーションを大切にしている理由をお話します。
なぜわざわざ旅先で働くのか?ワーケーションのメリット
僕が海外でワーケーションをするようになったのは、2年ほど前のこと。尊敬する大人の一人であるICJ(インクルージョン・ジャパン)の吉沢さんに連れられて、一緒にヨーロッパを旅したことがきっかけです。
それまでも国内旅行はしていましたが、そこで初めて海外に行くことの意義に気づきました。
日中は仕事に勤しみ、ランチタイムや夜、たまに半日ほどを使って観光を楽しむ。「仕事をするなんて、もったいない!」と思うかもしれませんが、遊びのために朝早く仕事をしたりと、メリハリをつけて過ごせるので性分に合っています。
それに、仕事に打ち込むには環境を変えることがとても有効です。
一時期、家やオフィスなどの同じ場所で働いていると、パフォーマンスが落ちてきてしまうのが悩みでした。
当時はそんな自分を変えようと、さまざまな方法を試したのですが、自分を変えるよりも環境を変えたほうが早いことに気付き、毎週ホテルを変えて日本中を転々としながらワーケーションをして暮らしていました。
そんなワーケーションは、現在ビジネスの観点でも注目されており、地方自治体や企業もワーケーション層の誘致に向けて尽力しています。
ちなみに、なぜ僕が3ヶ月に一度のペースでワーケーションをしているのかというと、この頻度が、旅するルーティンを生むのにちょうどいいと思っているからです。
海外から帰ってきて1ヶ月は旅で得た学びがモチベーションになり、余韻から冷めた頃には次の旅に向けて準備を始める。チケットとホテルを取り終えた頃には、もう出発は約1ヶ月後。
無理なく旅が楽しめ、旅で得たものを最大限に活かせる間隔が3ヶ月だと思っています。
異なる環境に身をおくと、価値観がアップデートされる
では、なぜ国内ではなく海外に行くのか。僕が思う、海外を旅する魅力は、主に3つあります。
まずは、普段暮らしている地域と旅先では文化や価値観が異なること。人間は自分のまわりで起きていることを「当たり前」だと捉える生き物ですが、環境が変われば常識は異なるものです。
地域ならではの慣習や人間性に触れることで新しい価値観をインプットできますし、無意識のうちに刷り込まれていた既成概念に気づき、それに感謝したり視座をアップデートしたりできます。
また、旅先ではその土地ならではの体験をすると思います。
今回行ったオーストラリアでも、広大なぶどう畑に隣接されたワイナリーでワインを飲む素敵な地産地消の形に出会ったり、街を歩きながら洗練されたデザインをインプットしたりしました。
このような体験は、企画屋である僕の仕事のヒントにもなります。「これは地方活性化の鍵になりそうだな」「こういったデザインを取り入れてみようか」と、次々にインスピレーションが湧き出てくる旅は、アイデアの宝箱なのです。
ぼくわたが最近公式サイトをリニューアルしたのも、昨年訪れたフィンランドでの体験がきっかけとなりました。ぼくわたはフィンランドの価値観に似ていると感じたことが関係しています。
国内旅行も好きですが、僕はやっぱり旅をするなら海外がいい、と思っています。
言語や法律、価値観がまるで違う海外は、やはり受ける刺激が段違い。せっかく時間とお金をかけて旅をするのであれば、できるだけ新たな発見がある場所に行きたいものです。
また、僕は外国を訪れるたびに、仕事のモチベーションが上がります。外国、と言ってもさまざまな国があるので一概には言えませんが、毎回プライベートも仕事も大事にする「ライフワークバランス」の良さを感じています。(ワークライフではなく、ライフワークであるところがポイントです)
朝から早起きして公園でランニングをしていたり、平日の夕方には仕事を切り上げて、バーやレストランで乾杯をしていたり。
彼らを横目にパソコンを開いていると、「日本人は働きすぎなのかもしれない…」とハッとさせられます。自分の人生を充実させるために仕事がある。異国の地は、そんなことを改めて感じさせてくれます。
「最近、仕事のやる気が出ない」「集中力が続かない」という方はぜひ試してみてください!
このnoteでは、Z世代経営者の僕がZ世代の最新事情やZ世代のマーケティング会社「僕と私と株式会社」を経営するなかで感じたこと、ビジネスハックなどを発信しています。
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※このnoteは個人の見解です。
今瀧健登について
SNSネイティブ世代(Z世代)への企画・デジタルマーケティングを専門とするZ世代の企画屋。ハッピーな共感をフックに購買行動に繋げる「エモマーケティング」を提唱し、さまざまな企業・行政とタッグを組んでワンストップ・プロモーションを展開する。プロデュースしたアカウントやサービスは多くのZ世代の支持を集めている。「NewsPicks」や「日経クロストレンド」など、個人としても多数のメディアに出演。著書に『エモ消費』『Z世代マーケティング見るだけノート』など。
日経COMEMOではZ目線でnoteを綴り、日経クロストレンドでは、「今瀧健登のZ世代マーケティング」を連載中。