スタンディングデスク、効果と限界を使用者として語ろう
僕は2022年1月から電動スタンディングデスクを使っており、推し続けている。1月note『運動習慣は「接触物の高性能化」から』でも書いた ↓
が 改めて明言したい。
痩せたいなら、スタンディングデスクを使え。
①立て、②動け、③寝ろ
まず僕の経験から、太らない効果が高い。昔のようにレース用のトレーニングはしておらず、たまに運動できない日もあるが(かなり少ないが)、「運動不足により太る」という心配がまったくない。あいかわらず食べたいと思ったものをバクバク食べ続けながら。
報道でも、さまざまな効果が言われている。2024年9月2日の日経に、まとめ記事がある。
「座りっぱなしは肥満のもと パフォーマンスを高める10選」 ↓
要は、
という記事だ。
その中の第一グループ、「立ったままで集中力アップ」の1つめ、
「立ったままのオフィスワーク、集中力向上に効果」8月29日 ↓
立ったままのオフィスワークは、細かい作業や大量タイピングには向かないが、平常時にはむしろ効率を上げる、という話だ。
僕も、重要な原稿などは机を下げて座って行うが、情報収集や気楽に書くものなら(このnoteも)机を上げて立っている。結果、ほぼ毎日、軽く数時間以上を半自動的に立ってすごしている。
限界
先に限界を説明しておこう。上記記事の3つのうち2つと関連する。
②筋トレしろ=立っているだけでは、筋力は強化できない(当然)
③寝ろ=立ち続けていると、疲れてしまう(当然)
だから別に対策が必要。特に③つめの疲労は、「そもそも体力不足で、立ち続けることができない」という人も多いかなと思う。そこで、
この2つを同時に進めるべき。
そもそも二足歩行の人類なのに、立ち続けられないのなら、動物として退化し過ぎている。できるようになるべき。
デスクワークで「姿勢を変え続ける」メリット
立つ、といっても、細かく姿勢を変え続けているので、身体が固まるようなストレスは一切ない。ボタン1つで簡単に机の高さ=つまりは目線(=画面)と手(=キーボード&マウス)の位置を変えられるから。
脚を広げる角度を変える、ヒザも少し曲げてみる、目線の角度を水平以上に上げる、などだ。画面を見ながら軽いストレッチとかもしやすい。ちなみに肩こりや腰痛の類からも一切無縁で、肩こりというものがどういう感覚なのかを知らない。
立つ、という動作は、全身の姿勢維持のための筋肉を緩やかに使い続ける。それは人体の全ての筋肉といっても過言ではない。「1日中座って、30分だけ運動する」とかよりも、太らない効果ははるかに高い感覚がある。
とはいえ、それだけでは筋肉の総量は減っていくのが30代以降の身体の運命だ。ある程度の運動時間は確保したほうがよいのは当然。そこで、筋肉量を維持するための筋トレは必須科目。上記記事でも、「まずスクワットから」との記事がある。スタンディングデスクなら、スクワットは即できる。
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なお9/16、「ハーマンミラーの高級椅子が値崩れ 米経済の変調映す?」
とのアメリカ発の記事があった。まあ型落ちの中古は安くなる運命ではあるが、そもそも、アメリカの偉い人達はスタンディングデスク化しているような気がするぞ。だったら椅子はバランスボールでも1つ転がしておけばいい笑
筋トレは「体重を落とさない」ため
僕は、「体重を減らさない」ことを目的とした筋トレを、主に公園などで週に何度か続けている。動画は2年前、今でも同じことできる。バリエーションは増えている。
トライアスロンでのベスト体重が62kg。そこから筋肉が少し落ち、脂肪は少し増えて、62kgをギリギリ維持してきたが、最近は61kgくらいまで落ちてしまった。脂肪が増えすぎる心配は全くしていないが、筋肉が減るのは、現実おきそうなリスクだ。
結論: 立て、動け、そして寝ろ
こうして、毎日立ち続け、たまに筋トレすれば、ごはんは美味しく食べることができて、あとは寝るだけだ。
運動してしっかり疲れることの大きな意味は、睡眠が自ずと良質になることだと思う。
1つ条件:アルコールを入れない。笑/泣
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画像は有章院霊廟二天門の二天像の広目天さまの立ち姿
10/12、日経電子版オピニオン欄に掲載されましたー