腰が重い人を「すぐやる人」に変える方法〜ChatGPTに「着手」をしてもらおう
Potage代表 コミュニティ・アクセラレーター河原あずさです。働き方の変化の波が押し寄せる中、どんどん新しい働き方のアイディアが生まれている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、最近感じるのは、働き方における「立ち上がり」の大切さです。1経営者として、締め切りに追われることが多い中で、ビジネスの立ち上がりのスピードを上げることの重要性を痛感しています。
そんなわけで私は、新しいツールや方法をどう活用するか、日々模索しています。 この記事では、新しい働き方の一例として、生成AIの活用方法を中心に、そのメリットと実践的な使い方をシェアします。少しでも皆さんの働き方の変革の参考になればと思います。最後まで読んでいただき、面白かったよ、参考になったよ、のサインに、ハートマークのいいねを押していただけるとなお嬉しいです。よろしくお願いします。
新たなタスク効率化の試みの日々
突然ですが「何をしてもいい時間」が突然得られたとき、みなさんはどんなことをしたいですか?私は「ぼーっとする時間」に使います。「心のリフレッシュタイム」と捉えていて、次に新しいことをはじめるエネルギーをためるための大事な時間だと考えているのですが、時々この習性が悪い方向に向かうことがあります。ボーっとするのが好きなあまりに「ぼーっとしている場合ではない瞬間」に、ボーっとしてしまうのです。
特に、締め切りが迫っているときやタスクが山積みのとき。そんな時に、思わずぼーっとしてしまうのです。誰もが経験あることだと思いますが、私自身のことを言うと、特にこの傾向が強いように感じています。締め切りに追われるプレッシャーから、何から手をつけていいのかわからなくなり、ひたすらボーっとして大事な時間を浪費してしまいます。その後、締め切り間際に起きる反動については、みなさまご想像の通りです。
忙しさの中、ぼーっとすることで心をリセットしようとするのは、人の自然な反応だとは思うのです。それは否定したくないものの、結果的にタスクが滞り、仕事の効率が落ちてしまっているわけです。
なんとかこの悪い習性したいと感じた私は、最近、ある解決策を考えました。それが、タスクの一部を切り出して、6割程度の完成度のアウトプットづくりを他の人に依頼することです。
というわけで、2023年4月から、新しい試みを開始しました。パートタイムスタッフを迎え入れて、僕の業務の一部をお願いすることにしたのです。彼女には、仕事の10割を完璧に仕上げるのではなく、最初の5割から6割くらいを形にしてもらうことを求めています。そして、その後、私に対して「あずさん、いついつまでにこれを10割に仕上げてください」とリマインドしてもらう役割を求めているのです。
実は、これが私にとってはかなり助かるのです。なぜなら、先ほど書いたとおり、何事も、開始するのに一番エネルギーを要するタイプの人間だからです。
同様に「ぼーっと」したくなる性分の方にはご理解いただけると思うのですが、この「開始のエネルギー」って、なかなか大変なのです。そのため、まだ若い、新しいものにチャレンジするエネルギーを持ったスタッフに初めの部分をお任せすることで、僕はその後の仕上げや改善に専念しようということなのです。
初めの部分を誰かにやってもらうことは、特に、締め切りが迫っていて、急いで何かをやらなければならない時に、最も効率的な方法と感じています。ベテランな人間は「ここはこうしたいなー」とぐちぐちいいながら6割の完成度のものを気が済むまでいじるのが特技だったりします(笑)その修正を利用すると、着手のスピードをあげて、残りの仕上げをしたくなるくらいのラフな完成度のアウトプットを第三者につくってもらえば、よりはやい時間で完成度10割のものを生み出すことができるようになるというわけです。
生成AI時代の新たな仕事のスタイル
しかし、人を雇うことができるのは、全ての人にとって当たり前の選択肢ではないですよね。実際、会社の社長である私も、スタッフさんに「うちの会社で一緒に働いてくれないか」とお願いする時、本当に胸がドキドキしてました。まして、一般的なサラリーマンの方々が自分の裁量で人を雇ったりすることは、なかなか難しいですよね。
そこで、僕がおすすめしたいのが「生成AIの活用」です。
ChatGPT等の話題の生成AIは、質問を投げるだけで、文句ひとつ言わずに、粗々ながら、アウトプットを瞬時につくってくれます。例えば「このタスクをどのように開始すればよいか?」という質問をAIに投げると、意外と使えるアドバイスやタスクリストを生成してくれます。そして、それをベースにして「具体的には、どのようなプロセスで進めると良いと思いますか?」や「これに関連するアイデアは何かありますか?」といった具体的なフォローアップの質問を続けることで、完璧ではないものの、そこそこの完成度のアウトプットを得られることが多いのです。
その完ぺきではないAIのアウトプットをもとに、自身の手で微調整や改善を加えていきます。たとえAIが「1割の完成度」のアウトプットしか提供できなかったとしても、質問を重ねることで3割、4割のアウトプットへと高めていき、最後の仕上げとして人の手を入れることにより、10割の完成度に近い成果物を得られることが期待できます。
一昔前までは、何かに着手する際に、役立つ情報を得るために「Googleで検索する」という方法が主流でした。検索結果から役立つ情報や雛形を見つけ、それを組み合わせて仕事を進めるという方法をとっていたわけです。
しかし、今はAIが最初のアウトプットを提供することで、最初のアクションをある程度の精度で進めてくれます。生成された粗々のひな形を上手く活用し、初めのステップを踏み出すことで、仕事のブラッシュアップもスムーズに進められるのです。
このような働き方は、まさにAI時代の新しいスタイルと言えるのではないでしょうか。
生成AI活用で考えたいクリエイティブ性と効率の絶妙なバランス
AIの進化は、我々の働き方にも大きな影響を与えています。特に、業務の初期段階でのサポートを行うことが、今後の新しい働き方におけるAIの重要な役割となるでしょうし、AIの活用は今後のオフィスワークのスタンダードとなるでしょう。
AIの最も魅力的な点は、迅速な情報収集や解析、そして提案を行う能力にあります。これは、特にプロジェクトの立ち上げや初期段階のタスク定義において、私たちが抱える課題や迷いを解消する大きな助けとなります。
時間をかけてリサーチすることなく、AIの力を借りて迅速に方向性を見出すことが可能です。これにより、私たちのエネルギーをよりクリエイティブな部分や、ブラッシュアップ、実際の業務進行に集中できるのです。
もちろん、AIは完璧ではありません。提案されるアウトプットが100%の完成度を持つわけではないのですが、ここで大切なのは、AIの提案を「ベース」として使うことです。その上で、人間のクリエイティブな思考や経験を活かし、提案をさらに練り直すことで、より高品質な成果を導き出せるのです。
AIがもたらす新たな働き方は、単に効率化や自動化だけにとどまらず、人間のクリエイティブ性や柔軟性を最大限に引き出すサポートをしてくれる存在としての役割を果たします。今後、このようなAIと人間の協働が一般的となる中で、どのように2つの力を最適に組み合わせ、新しい価値を生み出すかが、我々の新たな課題となるでしょう。このAI時代における働き方の新しい風潮を理解し、上手に活用することで、私たちは未来のビジネスシーンでの成功を手繰り寄せることができるのです。
※編集協力 横田真弓(THE MODERATORS & FACILITATORS受講生)
※この文章は、原文作成にChatGPT(GPT-4)を活用して執筆されています。