以前に「ChatGPT時代に人に求められるのは妄想力ではないか?」とツイートをしました。
AI関係のツールを触る中で、未来のマーケティング戦略を妄想するトレーニングができるのでは?と思いつき、流れをまとめてみました!
#未来マーケティングトレース
と名づけています。
1.既存のマーケティング戦略をトレースする
まずは、既存のマーケティング戦略を分析(トレース)します。
既存のマーケティング戦略整理は、マーケティングトレースのフォーマットを活用します。
未来を予測するために、まずは現状を整理します。
今月に、冷凍食品に関するマーケティングトレースをやったので、この後のサンプルは「2050年の冷凍食品に関するマーケティング戦略づくり」をテーマに書いていきます。
2. 2050年の視点に組み替える
ここから、未来に視点を転換していきます。
既存のマーケティング戦略を整理したら、次に2050年のマーケティング戦略を考えるプロンプトを使って、未来仮説を考えていきます。
下記のような質問をChatGPTに尋ねながら思考を発散させます。
未来思考になるためのプロンプト
冷凍食品業界の2050年の未来シナリオ仮説を、ChatGPTと整理したのはこちらです。
先ほどと同じく冷凍食品業界の競合環境の変化をChatGPTで整理すると下記の通りとなります。
こちらは2050年の冷凍食品を利用する顧客ニーズの変化です。
未来のマーケティングミックスや、組織の変化なども必要に応じてプロンプトを作成していきます。
3. 未来の戦略を小説にする
未来のマーケティング戦略を考えたら、最後に小説形式でブランドストーリーをまとめてみます。
SFプロトタイピング・SF思考の考え方からヒントをもらっています。
SFプロトタイピングも、SF作家を巻き込んだり、数ヶ月のワークショップを行うとなると大変なので、簡易的なSFプロトタイプはChatGPTを活用して行うのが良いと考えています。
冷凍食品業界の未来小説を書いてもらいました。
外部環境分析を論理的に行うだけではなく、小説にして未来を具体的にイメージすることができます。
これ、かなり画期的だと思っています。
4. Midjourneyを活用して未来のコンセプトをビジュアル化する
さらに、未来の打ち手を画像生成AIを活用して、イメージを膨らませていきます。
参考にしたのが、Brandon K. Hillさんのツイート。
未来のブランドコラボレーションの姿を可視化する…といったことも画像生成AIを活用すれば即できるのは楽しいですよね。
こちらは、実際にやってみたもの。
出してもらった画像はこちら。改善の余地はありそうですが、未来の冷凍食品市場の広がりを妄想するのには十分です。
ここまでの未来の妄想を膨らませて、2050年のマーケティング戦略に関する考察を自分なりに考えてみます。
既存のマーケティング戦略を踏まえながら、自由に未来を考えるのは、思考トレーニングとして有効だと感じると同時に、何より楽しいのでオススメです!
まとめ
AIを活用しながら未来(2050年)のマーケティング戦略を考えるトレーニングをしてみると、既存の延長にない発想転換をする機会になると自分自身が実感できました。
改めて、未来を考える思考をまとめるトレーニング手順をまとめます。
ぜひ、ChatGPTを活用して未来を考えるトレーニングとして、活用してみてください!
AIを活用することで、今までとは異なる視点・表現を手に入れることができているわけなので…
フル活用しながらマーケティング仕事も発想の転換をしていきたいですね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!