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クルマから見えてくる、変化することの大切さ

みなさんこんにちは、澤です。

前回の記事も、とてもたくさんの方に読んでいただいてうれしいです!

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まずはこの記事。


日本ではまず見かけることはありませんが、アメリカやヨーロッパではBYDは結構走っていました。
日本は日本車が圧倒的なシェアを持っているので、この温度感を感じることはないでしょう。
海外に出てみると、日本車のシェアが結構高いことも感じられますが、10年前に比べると、中国や韓国の車の量がめちゃめちゃ増えていることに驚かされます。
先日訪れたイギリスを走っているタクシーを作っているLEVC(ロンドンEVカンパニー)も、中国のジーリー(吉利)ホールディングスがほぼ全額投資しているそうです。
ここにきて、一気に自動車も中国が席巻していますね。

理由は、環境規制。
EV化を徹底的に進めるという先進国の方針に、中国がいち早く乗っかってきたというわけです。
ビジネスの時流にサクッと乗って、今までのしがらみも何もなくどんどん突き進む様に、高度経済成長期の日本を重ね合わせる人もいるようです。

多くの先進諸国では、自動車は重要な産業になっています。
その産業が、自国の作ったルールでシェアを失うとか、実に皮肉なものです。
もちろん、定められたルールに従うことは絶対条件ですし、そのルールはすぐにキャッチアップできていたはずです。
それでもなお、中国の成長に追いつくのが大変になっているのは、ビジネス判断のスピードの差ではないかなと思います。
中国政府は2035年までにガソリン車の生産をやめることを宣言してます。
それに合わせて、EV車生産にあらゆる会社が一気に舵を切り、その中で特に強い国営および民営の数社にどんどん収斂されていっているようですね。

ボクは日本カーオブザイヤーの選考委員を拝命しているので、さまざまな車の試乗をさせてもらってます。
車好きとしては、本当にありがたい!
そんな中、生まれて初めて中国車や韓国車に乗る機会がありました。
トップ画像は、中国メーカーのBYDの車。
はっきり言って、想像よりも遥かによかったですね。
いやゆるダッシュボード的なものはなくなっていて、大小2枚のタブレットに操作系はほぼ集約されてました。

BYDの運転席。スイッチ類はハンドルに集約して、あとは全部タッチパネル。

ちなみに、中国系メーカーに買収されたVolvoも、タッチディスプレイでの操作になっていましたね。


VOLVO EX30の運転席。高級感もあってステキ。

こういう思い切ったデザイン変更をすると、サプライチェーンも一気に変わっていきますね。
既存のビジネスの延長線上で考えることが、どんどん足枷になっていくんだろうなぁと感じます。

ボクは、クルマが本当に好きで、今7台所有しています。
その大半は年代物の車で、あらゆる操作は物理スイッチによって行うタイプです。
そんなクルマに乗りなれているボクからすると、最新モデルは別世界の乗り物です。
スイッチ類で操作していたものがパネルになれば、ソフトウェアへの依存が高くなります。
そこで必要になるのは、製造業の人からIT企業の人へと変化していきます。
このような発想の転換をすぐにできるかどうかが、今後のあらゆる産業での「生き残り」に必要なマインドセットなんだろうなと実感しました。

さて、日本カーオブザイヤーは、2024年11/29現在10ベストかーが発表されていて、この中から一台が選ばれます。

栄誉ある1台に選ばれるクルマはどれになるのか・・・12/5の発表が楽しみです!

ボクが持ってるクルマの中で、一番古いのがこれ。
ただいま絶賛入院中で、年明けから乗り回せそうです!楽しみ!


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