僕がメタバースは日本が最強だと信じる理由 〜「異世界力」が世界を席巻する日
お疲れ様です。メタバースクリエイターズ若宮です。
メタバースクリエイターズは、日本からクリエイターをブーストし、世界のメタバースを牽引すべく日々頑張っています。
今日は改めて、「メタバースは日本が牽引する!」と僕が信じる理由を書きたいと思います。
メタバースは次世代のUGC
「メタバース」といっても様々ありますが、その中でも特に僕が注目しているのは「UGC(User Generated Content)」です。ユーザーがクリエイターとなり自らコンテンツを作ってアップロードすることができ、本当に様々なコンテンツが生まれています。
いまコンテンツサービスでは、TikTokやYouTubeのような動画系UGCが全盛です。最初は何者でもないユーザーが投稿するコンテンツはまさに玉石混交ですが、そこから新しいスターが生まれるのがUGCの面白さです。
RobloxやVRChatなどのメタバースプラットフォームでも同様に新しいコンテンツが日々生み出されています。
そして、Z世代やα世代は動画から徐々にメタバースの世界へと移行し始めているようにも思います。次世代のUGCの主戦場は遠からずメタバースになるのではでしょうか。
「異世界」をつくり出す場としてのメタバース
メタバースが次世代のUGCであれば、それを牽引するのは「クリエイター」の存在です。
そして、メタバースのUGCは、動画からさらに一歩拡張されたものです。
テキスト(ブログ)から、写真(インスタ)、そして動画へ。UGCのコンテンツはどんどん次元が上がっています。
メタバースではユーザーは2Dでなく、アバターから建築、ファッション、ゲームまで様々なものをつくることができ、他のユーザーはそれをみるだけでなく、使ったりその中で暮らすこともできるのです。
世界そのものをつくり、その中で別の人生をおくることができる。それはいわば物理世界とはちがう「異世界」をつくり出すようなものです。
ここに、僕がメタバースこそ日本の勝機を見出します。
日本には「異世界」のクリエイターが溢れているからです。
ライトノベルで花開いた「異世界転生もの」を待つまでもなく、そもそも日本ではアニメやゲームといったジャンルにおいても、存在しない世界を魅力的に作り上げる力が日本の強みです。
そして多くの場合、そこには魅力的なキャラクターがいます。彼らはまったくかけ離れた存在ではなく、ご近所にでもいるような身近さも持っています。(だからこそ「推し」の対象にもなる)
日本の「異世界」は非日常ながら日常と接続し、相互に侵入可能です。日本のIPにはこうした「ご近所的な異世界性」があり、メタバースとの親和性がとても高いものだと思っています。
成長するIP市場の次のスタンダードをつくる
日本のマンガ・アニメから生まれたIPは、いまや世界を席巻しており、その市場は最新の調査では3.7兆円、海外への輸出額は1.46兆円にもなると言われています。
今や、日本のアニメやゲームが、世界的な人気コンテンツになっています。
しかし思い返してみると、2000年くらいまでは、マンガは子供向けの娯楽、アニメは一部のニッチな趣味のように捉えられていました。また、日本のコンテンツは独自進化をしていてストーリーもわかりづらく、ハイコンテキスト過ぎ、世界では受けないとも言われていました。
それがこの20年で大きく変わり、いまでは性別関係なく大人でも楽しむコンテンツとなり、エンターテインメントとしてハリウッドを凌ぐほどになっています。
メタバースは、コンテンツ産業としてはまだ黎明期ですが、若い世代にはすでに新たなUGCの場として急速に浸透し、そこでは沢山の「異世界」が生まれています。
メタバースは現実の代替というよりも「異世界」を体験する場です(考えてみれば「メタバース」という言葉自体に「異世界」っぽさがありますよね)。そこではいくつかの自分になることができ、現実には存在しない世界に行ったり物理的にはありえない体験もできます。
もしそこでこれから世界を席巻するようなコンテンツやスターが生まれるとするなら、それは「異世界クリエイター」の宝庫、日本からだと思うのです。きっとそうだと思いませんか?
メタバースクリエイターズは日本のクリエイターがますます「異世界力」を発揮し、次世代のコンテンツやIP産業を牽引していきます。その道程はまだ始まったばかりですが、その可能性を誰よりも信じ続け、全力で日本から世界を楽しませていきたいと思っています。
追伸:
11/28にIVS LAUNCHPAD SEEDというスタートアップの登竜門のピッチイベントでメタバースの可能性を伝えます。業界が盛り上がる事が重要なので、ぜひ応援を宜しくお願いいたします!!