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アフターコロナのデジタル教育

新型コロナウィルス感染拡大の波が落ち着き、マスクをせず、ソーシャルディスタンスなどに過度な気をつかなくても良い生活が戻って2年ほど経ちました。
新型コロナが世界に与えた影響は大きく、特に子どもたちの身体的・心理的ダメージがや成長面での悪影響が心配されています。

教室の最前列に座っても黒板の文字が読みづらいとされる「視力0.3未満」の子どもの割合は、中学生以外で減少。小学生は同0.9ポイント減の11.1%。高校生は同2.7ポイント減の39.5%だった。
遠くのものが見えにくくなる近視は、近い距離のものを長時間見ることで発症しやすいとされる。近年は小中高校生の視力低下が止まらず、背景として、スマートフォンやタブレット端末を使って勉強やゲームをする時間の増加が指摘されてきた。
文科省によると、23年度の結果について、専門家からは「コロナ禍が収束して、近視抑制に効果があるとされる外遊びができるようになったことが影響したと考えられる」との見解が示されている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE22B1D0S4A121C2000000/

特にコロナ前後で大きく子どもたちのとりまく環境が変化したこととして、タブレット端末やスマートフォンの普及が挙げられます。ディスプレイを見る時間が格段に増え、子ども達の視力の低下が懸念されていました。
また、SNSやインターネットを介したトラブルも増え、社会問題にもなっています。

子どものSNSの利用を制限する取り組みが各国で広がっている。オーストラリア議会は29日、16歳未満のSNS利用を禁止する法案を可決した。英国やフランス、米国の一部州でも規制の動きが出ている。SNSの運用企業側も対策を迫られている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM290O40Z21C24A1000000/

デジタル機器の教育現場での活用が世界の中でも進んでいると言われているオーストラリアで子どものSNS利用に規制が加わることは、個人的にはとても重たい判断だと感じています。
イギリスやフランスでも、学校でスマートフォンの使用を禁止する流れや法整備が進み始めています。
勉強よりもYouTubeやゲームに夢中になってしまう学生が世界的問題になっていることがこうした部分からも見えてきます。

 日本の学校現場でも、デジタル機器との関わりが少しずつ見直される時期になってきたと感じています。
決してデジタル化の流れを止めるのではなく、成熟した形でデジタルと教育の共存へと進んでほしいと願っています。

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