アフターコロナのデジタル教育
新型コロナウィルス感染拡大の波が落ち着き、マスクをせず、ソーシャルディスタンスなどに過度な気をつかなくても良い生活が戻って2年ほど経ちました。
新型コロナが世界に与えた影響は大きく、特に子どもたちの身体的・心理的ダメージがや成長面での悪影響が心配されています。
特にコロナ前後で大きく子どもたちのとりまく環境が変化したこととして、タブレット端末やスマートフォンの普及が挙げられます。ディスプレイを見る時間が格段に増え、子ども達の視力の低下が懸念されていました。
また、SNSやインターネットを介したトラブルも増え、社会問題にもなっています。
デジタル機器の教育現場での活用が世界の中でも進んでいると言われているオーストラリアで子どものSNS利用に規制が加わることは、個人的にはとても重たい判断だと感じています。
イギリスやフランスでも、学校でスマートフォンの使用を禁止する流れや法整備が進み始めています。
勉強よりもYouTubeやゲームに夢中になってしまう学生が世界的問題になっていることがこうした部分からも見えてきます。
日本の学校現場でも、デジタル機器との関わりが少しずつ見直される時期になってきたと感じています。
決してデジタル化の流れを止めるのではなく、成熟した形でデジタルと教育の共存へと進んでほしいと願っています。