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ジェンダーギャップの問題に「今」向き合う必要があると感じたので、関連投稿を5本紹介します。【運営チームおすすめ投稿】

こんにちは、日経COMEMO運営チームの広報係です。

この【運営チームおすすめ投稿】では、毎回私たちが、日経COMEMOに集まったたくさんの投稿の中から「ぜひおすすめしたい!」と思った投稿を選んで紹介しています。

日経COMEMOは、日本経済新聞社がnote上で運営しているマガジンで、新しい時代のビジネスリーダーの方たちから、毎月約200本もの投稿が集まっています。その中から、運営チームのメンバー1人1人が、PV数やスキの数などに関係なく「個人的にいい!」と思った投稿を、毎週の会議に持ち寄って選んでいます。

「いい!」と思った投稿がなければ「今回はなし!」でもOK、逆に「いい!」と思った投稿については何本でも持ってきていい、というルールになっています。

■なぜ今、「ジェンダーバランス」について考える必要があるのか?

今回はその中で、何人かのメンバーの意見が重なった「ジェンダーバランス」に関する投稿を、5本ご紹介したいと思います。

実は、おすすめ投稿を書く担当の私にとって、ジェンダーギャップの問題をここで取り上げて書くことはかなり難しいことだと思いました。自分自身の中でも答えが出せていないことがまだまだあり、それは運営チームの他のメンバーも同じでした。

しかし、COMEMOにジェンダーバランスに関する投稿が相次ぎ、さらにそれらの投稿に関するユーザーの皆様の関心も非常に高かった。これを、運営として無視できない……チームで話し合って「おすすめ投稿で紹介しよう」ということになりました。

なぜ今、私たちはジェンダーバランスに向き合う必要があるのか。ジェンダーバランスに関する投稿がCOMEMOでも注目されるようになったきっかけは、7月下旬のこちらのニュースを受けてのことだったように思います。

そして、先月28日、安倍首相が辞意を表明し、9月中旬には組閣が行われます。毎回、組閣の際には「女性大臣が少ない」ということが話題になり、ここで目を背けていても問題が先送りされるだけのような気がします。私たちが避けて通れない、今、考えるべき課題だと思いました。

■COMEMOではどのような論点が出たか?

ここから、COMEMOに投稿されたジェンダーバランスに関する投稿をご紹介していきます。

まずは、想像以上の大きな反響にご本人も驚いたという若宮和男さんのこちらの投稿です。女性を排除しているわけでもないイベントでも、「自然に」登壇者を選ぶと男性ばかりになってしまう。今までの自分は「無自覚な当事者」であったと、「当面、女性登壇者比率が低いイベントへの登壇はお断りさせていただくことにしました。」と投稿の中で表明されました。

デザインカンファレンス「Designship」の代表として、公募スピーカーの採択に「男女比率」という視点を入れているという広野萌さんは、「登壇者として相応しい人を男女比の問題で選べない」ということは起こり得るとしつつも、「提出していただいた登壇概要だけで審査するというのも視点の狭い行為」「年代・性別のバランス感がクオリティを醸成するのだとすると、男女比を考慮して審査をするのはいたって真っ当な行為」と言っています。

マーケティング業界のビジネスカンファレンス「ad:tech tokyo」主催者であり、「イベントの登壇者の女性比率30%超えを目指す」という目標に2年前から取り組んできた古市優子さんは、そこから得た経験と失敗をCOMEMOに投稿しています。毎年1万人を超える来場者に向けて、約70ステージのトークセッションが行われているイベント。登壇者の総計は約250名。にもかかわらず、2年前にその女性比率はわずか6%。この数値目標の達成に自信満々だった古市さんがぶつかった3つの壁が紹介されています。

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、ご自身の経験も踏まえた冷静な視点から、メディアが作り上げてしまうジェンダーギャップの構図について語ってくれています。声を上げたくても上げられないのではなく、問題提起をしても男性ばかりの環境の中では、逆に反発されることすらある。しかし一方では、「ジェンダーバランスを大切にするメディアも現れ始め、その輪は確実に広がっている」と期待感ももっているそうです。

そして、最後にご紹介したいのは「男性も女性も、仕事と子育ての二兎を追って二兎を得られる世の中をつくる」ことが人生のミッションとまで言い切っている、西村創一朗さんの投稿です。赤裸々に書かれた西村さんが育った家庭環境の話から、女性も活躍できる社会にするためにまず必要なことは「企業側の管理職が変わること」だと主張されています。

■ぜひ、ニュースについて自分の意見をnoteに書いて投稿してください!

すべてのビジネスパーソンに「書けば、つながる」を実現することが、私たち運営チームのミッションです。それを実現してもらうために、私たちはあらゆるサポートを用意しています。

そのうちの1つが、noteで「#日経COMEMO」をつけて投稿されたものをすべて読んで、特にすばらしいものは「日経COMEMO」や「日経新聞」に掲載することです。

さらに先日からは、もっと積極的にユーザーからの投稿を取り上げていこうと、運営チームの公式noteに「#日経COMEMOマガジン」を新しく作って、こちらにもピックアップしています。

「自分の意見を書いて発信する」ということは大変難しいことで、今回のジェンダーギャップのような問題は、特にハードルが高いと思います。

私自身、毎回「書く」ことの難しさと向き合っていますが、同時に、それができるようになることの「価値の大きさ」も痛感しています。ですから、先にご紹介した5本の投稿を参考に、ぜひチャレンジしてみていただきたいのです。運営チームのメンバーが、読みに行きます。

引き続き、日経COMEMOをどうぞよろしくお願いします。


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