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AI時代は、データサイエンス・ブーム以上に、社内データの整備が、企業の生命線


日々、生成AIの記事が登場し、しっかり「AI時代」に

私達の進化というか、「ミーハー度」は高い。およそ1年前には、「ChatGPTは何?」とか、「国会答弁をChatGPTで」などという会話が発生していた。

それが、今は、企業での生成AI活用も、実用の領域に入り、新入社員の採用にAIを活用したり、新製品の開発にAIを活用したりしている。

もうしっかり、私たちはAIを使うか、使わないか、ではなくて、AIをどのように使えば、有効かを考え、実行する時代に入ったのだろう。

AIは質問に答えてくれるが、一般的な質問と、企業活動の質問では、使うデータが異なる

生成AIを使うのは簡単で、便利だ。そして生成AIは、大体の質問に答えてくれる。

例えば、私は、「過去一番話題になったスーパーボウルを教えて?」と生成AIに質問をすると、

スーパーボウル49(Super Bowl XLIX)開催日:2015年2月1日
開催地:アリゾナ大学スタジアム(アリゾナ州グレンデール)
出場チーム:シアトル・シーホークス(NFC)対ニューイングランド・ペイトリオッツ(AFC)
結果:ペイトリオッツが28-24で勝利


スーパーボウル49は、複数の理由で過去一番話題になったスーパーボウルです。

まず、これはスーパーボウル史上初めてオーバータイムに突入したゲームでした。また、この試合ではペイトリオッツのクォーターバック、トム・ブレイディがスーパーボウル記録となる37個のパスを成功させました。さらに、ペイトリオッツのディフェンスはシーホークスのランニングバック、マーション・リンチをわずか31ヤードに抑えました。

この試合はまた、ハーフタイムショーでケイティ・ペリーがのパフォーマンスも話題になりました。ペリーは巨大なライオンに乗って登場し、「Roar」「Dark Horse」「Firework」などのヒット曲を披露しました。

スーパーボウル49は、NFL史上最もエキサイティングなゲームの1つとして記憶されています。この試合は、ペイトリオッツが第4クォーター残り2分43秒で同点に追いつき、延長戦で勝利するという劇的な結末を迎えました。

https://www.mslabo.org/post/colabgemini-1

と、簡単に答えてくれる。とても便利である。

この一般的な質問に必要なのは、「公開情報」だけだからである。

このような質問を、企業の事業や、企業の活動について実行しようとすると、途端に難易度が変わる

その難易度が高くなる例の一つとして、以下のCOMEMOの記事で、MUTABORという事例を振り返りたい。

このMUTABORは、その企業の写真・イラストをAIが学習し、その企業のトーンに相応しいイラストを生成するサービスを提供している。

上記の動画のように、行なっていることや、利用の仕方はシンプルに思える。

そこで、みなさんに質問です。「御社で利用できる写真、イラストのデータベースはどこにありますか?」実は、企業活動の質問にAIを活用しようとした場合、その活動に必要な、企業の非公開情報も必要になるのである。

このことを少し、データサイエンス時代との対比で考えると、わかりやすくなるだろう。企業の中で準備しておくべきデータが、データサイエンス時代よりも多いのである。

  • データサイエンスに必要なデータ

    • 売り上げ、事業経営などで出力される数値データ

    • 重要な発言や、お客様の問いわせなどのテキストデータ

  • AIに必要なデータ

    • データサイエンスに必要なデータ

    • 音声

    • 画像

    • 動画

    • これから、AIが対応するデータ

と、AIが便利で、技術進化が早いこともあり、データサイエンスの時より、対応可能なデータ、いや企業内で整理しておくべきデータの種類が多いのである。

生成AIの企業活動での効果的な活用の成否の一つは、その企業の中にある、「非公開情報」を上手にAI上で活用できるかどうかである。その理由の一つとして、通常のAIは、「公開情報」は活用してくれる。公開情報だけのデータ活用では、AI活用の効果にさほど違いが出ないだろう。AI活用での違いは、企業しか持っていない情報、つまり「非公開情報」のAIでの活用有無になるだろうと思われるのだ。その一つの実例が、Mutabo.Aiなのである。

社内のデータの整備、これはAI活用において、とても重要なテーマなのである。

2020年にデータサイエンスに真面目に取り組んだか、成果が問われる

2020年、日経新聞、日経COMEMOでは、「データ」に焦点を当てていました。「データが、現在の重要な石油」であると、その重要性を説明し、啓蒙し続けていました。

実は、AI時代になり、より「データの世紀」になったのです。

ぜひ、企業の経営者の方は、AI時代の御社の社内のデータの管理方法、活用方法についての議論を推進してください。生成AIの導入を決めるのは、一瞬でできることですが、企業活動で生成したデータを整理・整頓するには、長時間かかります。

AI時代は、データの世紀なのです。ぜひ、そのことを忘れないでください。

もし良ければ、サポートをお願いします。今後の執筆のための、調査費用などに、有効に活用して、記事としてお戻しします。