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ECでもなく、メディアでもなく、クラウドファンディングが社会を変えられる理由

<振り返り>
クラウドファンディングが、音楽業界のブラックボックスを解放していく
クラウドファンディングが読む人と本の距離をもっと縮める

音楽、出版と2回続けてクラウドファンディングが既存の業界構造を内外から壊していく事例をご紹介した。しかし、クラウドファンディングは既存の業界構造を変えるだけではなく、社会そのものをゆっくりと変化させていくこともできる。

ここで、MotionGalleryで支援を集め、社会の動きに一石を投じたプロジェクトを紹介しよう。

柴又をもっと多世代が集まる場所へ。
14人のアーティストと元職員寮を舞台に柴又の魅力を伝える宿をつくる

閉館した映画館に地域コミュニティと、全国のクリエイターの拠点をつくりたい!

お米の味がする日本酒の復活!
神山の米と湧き水を使った日本酒をみんなでつくるプロジェクト。

ふとんで年越しプロジェクト

東北の地に残る昭和の大衆文化遺産を守る。グランドキャバレー「白ばら」再生物語

場所を作ったり、再生したりすることでこのままでは消えていく方向に動いている社会の方向を修正するプロジェクトや、社会的に必要な支援を用意したり伝統文化を守ろうとしているプロジェクトがMotionGalleryでは着実に支援をあつめ、サクセスしている。

社会そのものを変えようとする活動は、ともすると世間から浮いている、一風変わった行動のようにも見える。クラウドファンディングが面白いのは、そのような活動を公開してみると、世界のどこかで同じ考え方や価値観を持っていた人になんとかそれが届き、支援が集まり、ひとつのコミュニティのように動き出す不思議な動力を持っているところだ。これは、商品を売るだけのEコマースや、活動を紹介するだけのメディアでは起こり得ないことであろう。

活動をフィーチャーし、広く広め、参加したり賛同するための受け皿をも担うクラウドファンディングが、社会をゆっくりと変化させられるのは、そのためである。

頂いたサポートは、積み立てた上で「これは社会をより面白い場所にしそう!」と感じたプロジェクトに理由付きでクラウドファンディングさせて頂くつもりです!