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生成AIツールから有料ニュースまで~年末年始のサブスク管理と2025年期待の新サービス

年末になると何かと振り返りの機会が増えますが、定額課金サービスの振り返りをしている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?最近は生成AIの有料ツールも増え、コロナ禍を経て有料課金ニュースサイト、NetflixやSpotifyなどのエンタメサービス、そして生産性効率化のためのソフトウェアツールも、目に見えて増えているように思います。

ニュースサイト、エンタメ、SaaS、生成AI―広がる有料サブスクサービス

以下は2018年11月に書いたブログ記事です。当時ニュースサイトが次々と有料課金制に移行しているのを目の当たりにして驚いたものです。

以下の記事は今年の春頃にそれまで無料だったポッドキャストの世界でもNew York TimesやThe Economistなどが有料プランを提供し始めたことを書き残したものです。2022年11月にデビューしたChatGPT、そしてその後数多くの生成AI関連の有料課金サービスが広がりつつあります。

2020年12月にかつてブログで書いた記事では、コロナ禍の影響で信頼できる情報源や生産性向上ツールのサブスクリプションが増え、海外発の「サブスク管理ツール」が誕生していることをご紹介しました。月払いと年払いが混在したり、割安のキャンペーン後に気づかないままに高額の課金されるなど、管理の複雑さやコスト増加の課題に触れました。それから4年が経ち、サブスク管理サービスも進化しているようです。

進化しつつあるサブスク管理サービス・アプリ

先日気になって調べてみたところ、例えば日本語で提供されている「さぶすく」というサービスがアプリとして人気があることが紹介されていました。
私も早速利用してみたのですが、簡単に登録でき、月次、年次の支払い総額をグラフ表示で可視化できる点はとても便利と感じます。また、解約忘れ防止の為の通知送付機能なども便利そうです。

サブスク管理サービス「さぶすく」

その他、国内外の管理サービスやアプリ、エクセルで管理する方法、Notionで管理するためのテンプレートなど、いろいろな方法が数多く提供されているようです(特に法人利用の場合は経費削減のために有料(やや高額)のサービスも数多く提供されているようです)。

2025年に日本上陸が噂されている「スーパーバンドリング」サービス

そんな中、注目しているのが2025年に日本でのサービス展開が予定されているサブスク管理サービスとして英国発の「Bango」というアプリがあることを先日知りました。

これは“スーパーバンドリングサービス”と呼ばれ、複数のサブスクリプションをまとめて管理するだけでなく、まとめて購読することで割引も提供されたり、利用頻度の最適化を図ることが可能なツールとのことです。以下は海外で既に提供されている同社の紹介動画です。

サブスクリプションの急増と課題

こうしたサブスク管理サービスが進化する中で気がかりなことがあります。例えば高機能の生成AIツールや複数の有料コンテンツを契約することが可能な人と、そうでない人の間での情報格差が広がるのではないか、ということです。

この春にも記事として書いたのですが、選挙や気候変動問題などの重要なテーマについてのニュースや情報は課金の壁を超えて提供されるような場面も今後必要になるのでは、と期待をしています。

年末年始におすすめのアクション

この年末年始を利用して、自分がどの程度サブスクリプションサービスを購読し、どのくらい有効活用できているかを点検してみるのはいかがでしょうか?以下、ポイントを書き出してみました。

  • 利用状況をリスト化: すべてのサービスを一覧にし、利用頻度やコストを可視化する。

  • 優先順位を決定 :必要不可欠なものとそうでないものを仕分けし、不要なサブスクを解約することでコストを削減。

  • 管理ツールを導入:「さぶすく」アプリ、Notion、エクセルなどのツールを活用して効率的な管理の仕組み化

今後の展望

以上、6年前のニュースサイトの課金の波に始まり、エンタメから生成AI等の生産性向上有料ソフトウェアサービスの爆発的増加、サブスク管理サービスの誕生から進化まで、短い期間の間に大きな変化が起きていることに改めて驚かされます。

今年上陸が期待されているスーパーバンドリングサービスも含め、新しい動向に注目しながらまた来年も状況を振り返ってみたいと思います。

2024年の年末を迎える今、もう一度サブスクリプション管理について考えるきっかけの一つとしていただければ幸いです。


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市川裕康 (メディアコンサルタント)
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