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「アメリカ大統領選挙」について説明できますか?/「2050年温室効果ガス排出ゼロ」について説明できますか?【日経COMEMO編集部おすすめ投稿】

こんにちは、広報係です。編集部のおすすめ投稿では、日経COMEMOに寄せられるたくさんの投稿の中から、私たちが「ぜひおすすめしたい!」と思った投稿を選んで紹介しています。

日経COMEMOは、日本経済新聞社がnote上で運営しているマガジンで、新しい時代のビジネスリーダーの方たちから毎月約200本の投稿が集まります。すべての投稿に、日経新聞が日々発信しているニュース記事が引用されています。

今回はこの「ニュース起点」ということに注目して、おすすめの投稿を2本ご紹介したいと思います。

■「アメリカ大統領選挙」について説明できますか?

まずは、大注目だった「アメリカ大統領選挙」に関する、安川新一郎さんによるこちらの投稿です。安川さんがここで解説してくれているのが、アメリカ大統領選挙の「構造と文脈」です。

私が個人的に勉強になったのは「構造」の解説です。21世紀に入ってから、共和党(保守)と民主党(リベラル)の単純な対立構造が複雑化したことは知っていました。しかし、この投稿で安川さんがマトリックスを使って解説している「新しい軸」で整理できていなかったので、私には両党の主張がねじれているように見えることがありました。

この投稿を読むと、なぜ自分からねじれて見えていたのかがよくわかり、さらに候補者たちの主張も腑に落ちます。

ニュースを理解するためには、速報として流れてくる現在の情報を知っているだけではなく、そこまでの一連の流れを理解していることが大切なのだと、改めて感じました。

開票が進む中、安川さんはこの後2本の関連投稿をしています。安川さんの一連の投稿を読んで、今回の大統領選のニュースに改めて触れてみてください。

■「2050年温室効果ガス排出ゼロ」について説明できますか?

もう1つご紹介したいのが、国際環境経済研究所理事・主席研究員の竹内純子さんによるこちらの投稿です。菅総理が所信表明演説の中で「2050年温室効果ガス排出ゼロ」を目指すと表明したことについて、示したビジョンを実現することがどれくらい難しいことなのかを解説してくれています。

話は少しそれますが、菅総理が所信表明演説で表明したことは、大きく8項目ありました。私は正直言って、その8つが何だったかをすぐに答えることができません。

先日、この編集部のおすすめ投稿で「デジタル庁」の話題を取り上げたときにも書きましたが、私が菅総理の所信表明演説のニュースにあまり関心をもてていないのは、私にとって「遠くで聞こえる実感のない話題」になっているからだと思います。

「2050年温室効果ガス排出ゼロ」についても、政治家や竹内さんのような専門家の方たちが考えてなんとかするのだろうと、どこか他人事のように受け止めていました。

竹内さんの投稿の中に、以下のような話が出てきます。

しばらく前にフランスで起きた「イエローベスト運動」という暴動は、地球温暖化対策の観点から燃料税を引き上げようとしたことがきっかけでした。私が2018年12月にポーランドで開催された国連の気候変動交渉会議に参加していた時、このイエローベスト運動の参加者が、金持ちはポーランドに集まって数十年後の地球を議論しているが、我々はいま来月のガソリン代の支払いに悩んでいるという趣旨のことを叫んでいるのを見て、それも一理あると思ったものです。

遠く思えるニュースは、いつか私たちの目の前に「困難」という形で現れるかもしれません。「環境問題」は昨今、非常に関心が高まっている話題ではありますが、竹内さんの投稿を読んで、まだまだ詳しい背景を知らないまま聞き流しているニュースが多いと気づきました。

■ベースとなる知識が整理できているとニュースがよくわかる

日々のニュースの中に出てくる重要な「キーワード」。頻繁に目にするので当然知ってはいますが、「あれは、つまりどういうことなの?」と説明を求められると、答えられないことはよくあると思います。

知っているつもり、わかっているつもり、関心をもっているつもりになっているだけで、実はあまりよく理解できていないことは意外に多いのではないでしょうか。

私もCOMEMO運営チームのメンバーの一人として、COMEMOに集まるたくさんの「ニュース起点の投稿」を毎日読んでいます。わかったつもりになっていた話題を「なるほど、そういうことだったのか!」と整理できることが多いです。

ベースとなる知識がしっかりと整理できていると、日々、細切れに切り取られたニュースとして耳に飛び込んでくる情報も、見え方が変わり、理解度も上がります。ニュースに対して自分の考えをもてることは、これからのビジネスパーソンには必須のスキルではないでしょうか。

■ぜひ、ニュースについて自分の意見をnoteに書いて投稿してください!

今回ご紹介した2本の投稿のように、ニュースについての自分の意見や感想を、ぜひ「#日経COMEMO」をつけてnoteに投稿してみてください。私たち日経COMEMO編集部のスタッフが読みにいきます(日々、巡回しております)。

寄せられた投稿の中から、COMEMOスタッフが厳選したものを「#日経COMEMOマガジン」にピックアップしています。

引き続き、日経COMEMOをどうぞよろしくお願いします。

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