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コミュニケーション力を磨こう 日経電子版で学ぶ新社会人の基礎⑧

働く力編の初回では「ビジネスマナーのキホン」と題して、ビジネスの基本動作についてお話ししました。今回は社内外で仕事を円滑に進めるためのコツという視点から、周囲とのコミュニケーションについて引き続き考えてみたいと思います。

1、職場でのコミュニケーション

新社会人の皆さんは、慣れない環境で不安や戸惑いを覚えることも多いと思います。職場で一緒に働く人との会話が弾めば、よりよい人間関係につながります。

難しく考えず、まずは挨拶から始めてみませんか。毎日やっています、という方も多くいらっしゃると思いますが、おじぎやアイコンタクト、会釈…場面や状況によってもポイントは違います。ビジネスの場にふさわしい挨拶を身につけておきたいですね。

初めての職場や仕事で、分からないことを質問したり、困ったときに相談したり…周囲と話をする機会はなにかと多いはず。そんな時には言葉遣いや相手の状況にも注意を払ってみましょう。会話は相手があって成立します。下に挙げた記事にも出てくるように、言葉を受け取る人の気持ちへの配慮は忘れないようにしたいものです。

職場での会話は、質問や相談だけではありません。何気ない雑談に苦手意識を持っている方も多いかもしれませんが、上司や先輩とも気兼ねなく話せる関係を築ければ、仕事上のやりとりもスムーズです。

まずは相手のニーズや関心に合わせた話題を考えてみましょう。もちろん自分が話すばかりでなく、「聞くこと」も大切です。相手の話に耳を傾け、質問することで話が広がったり、気づきを得られたりすることも多いものです。

2、ホウ・レン・ソウを知っておこう

ここまで職場のコミュニケーションを見てきましたが、仕事を進める上でビジネスパーソンに求められる基本動作といえば、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)です。具体的にはどういう点に気をつけたらいいのでしょうか。

報告:悪い報告も聞かれる前に速やかに。事前に内容を整理
連絡:漏れのないよう関係者に確実に伝える
相談:自分なりに解決策を考えておく。タイミングも大切

今は新型コロナの感染拡大で在宅勤務が増え、仕事の進捗や上司の繁閑が見えにくくなっています。テレワークでは報告・連絡・相談をいつも以上に意識する必要がありそうです。

仕事の連絡ツールについても、電話やメール以外にSNSの利用が進んでいます。新社会人の皆さんはSNSを使い慣れている世代ですが、改めて注意点を押さえておきましょう。

実際のところは入社早々オンライン環境で、リアルなコミュニケーションはこれからという方も多いかもしれません。オンラインで試行錯誤している企業と新入社員の状況を伝える記事も出ています。

新しい働き方への移行が徐々に進みそうですが、それに合わせてコミュニケーションの取り方も模索していきたいものです。次回はちょっと肩の力を抜いて、身だしなみについてのお話です。

もっと詳しく知りたい方はこちら


▼前回の記事はこちら
ビジネスマナーのキホン 日経電子版で学ぶ新社会人の基礎⑦

▼会計編はこちら
決算書を読んでみよう 日経電子版で学ぶ新社会人の基礎①

▼給与明細編はこちら
給与明細を読んでみよう 日経電子版で学ぶ新社会人の基礎④


▼新社会人の基礎シリーズの連載記事はこちら

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