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【2024年上半期 コミュニティ本 おすすめ12選】 コミュニティづくり、組織づくり、マーケティング関連、そしてAI関連など新しい気づきを得られる本まで

コミュニティづくりに関わることが多く、日頃から様々なコミュニティ関連の本を読ませていただいています。2021年年から年末に"コミュニティ本 おすすめ20選" の記事を書かせていただくようになりました。これまで、おすすめ本シリーズを多くの方に読んでいただき、大変ありがたいことに「参考になりました!」という嬉しいフィードバックもいただいております。
今回は2024年の上半期に新たに読んだコミュニティに関連する本を中心にまとめたいと思います。

コミュニティづくりをする上で、是非読んでいただきたい学びが多い本を、コミュニティづくり、コミュニティづくりにおいて大切な組織づくりやブランディング、そして新しい気づきを得られる本という様々な切り口で12冊紹介したいと思います。(いつもは10冊ですが、今回は絞り込みきれず12冊になりました!)皆様にとって少しでも参考になればと思います。


【コミュニティづくりに関連する本】

コミュニティの社会学 (編集:祐成 保志, 武田 俊輔 / 有斐閣)

本書では人によって捉え方がそれぞれ異なる「コミュニティ」が何であるかを多角的に深堀していています。コミュニティの歴史を踏まえつつ、コミュニティを構成する原理から探究しています。地域社会におけるコミュニティの活性化や新しいコミュニティ醸成を考えていく上で参考になるに関心がある方におすすめの一冊です。


マーケティング「つながる」思考術 「こんなはずじゃなかった」と決別するために知っておくべき売上に至るまでの「点と線と面」 (著者: 池田 紀行 / 翔泳社)

本書はマーケティングの基本原則を具体的な事例とともに解説し、売上に至るまでの「点と線と面」をつなげる重要性を説いています。また、マーケティング施策における問題点を「医療ミス」と捉え、いかに医療ミスを減らしていくかという視点が書かれているので課題とその要因がわかりやすく解説されており、ファンコミュニティ形成における課題についても書かれています。幅広い層のマーケティングに関わる方におすすめの一冊です。


コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた (著者: 吉田 将英 / WAVE出版)

電通のコンセプト・デザイナーである吉田将英氏が「人を動かす企画」を生み出すための考え方と実践プロセスを解説しています。違和感、モヤモヤ、生きづらさに向き合いそれに対しての"逆ギレ精神"と、それに対してどうする?という"クリエイター精神"を持つことで、行動に変えていく「コンセプト・センス」をどのように捉え、考えていくかが学べる一冊です。


【組織づくりに関連する本】

ビジネスに効く対話型アート思考 脳が脱皮する美術館: あなたの知らないアートが最強のチームを作る (著者: 福島 治 / 時事通信社)

本書は、対話型アート鑑賞を通じて、チームビルディングやイノベーションを促進する方法を解説した一冊です。障がい者アートや多様性の受容をテーマに、他者理解を深め、創造性を高めるための実践的なアプローチが具体的な事例も含め紹介されています。


ビジネスを育てる 新版 いつの時代も変わらない起業と経営の本質 (著者: ポール・ホーケン, 翻訳: 阪本 啓一 / ディスカヴァー・トゥエンティワン)

本書は、スモールビジネスのバイブルとして広く読まれている名著の復刊版です。この新版では、現代の起業家や経営者に向けて、ビジネスを成功させるためのヒントや成長の秘訣について書かれています。クラシコム代表 青木耕平さん によるご自身の起業体験に紐づいた解説も本書の理解を深めてくれます。起業と経営に関する普遍的な考え方を学ぶことができるおすすめの一冊です。


【マーケティング的視点を学べる本】

ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11 (著者: バイロン・シャープ, 翻訳: 前平 謙二 / 朝日新聞出版)

本書は従来のマーケティング理論に異論を唱え、新たな視点からブランドの成長法則を探求し、11のマーケティングの法則を具体的な事例と共に紹介しています。ブランドと消費者との絆についても書かれており、ブランディングによる顧客のロイヤリティに対する理解も深まる一冊です。


業界別マーケティングの地図 14業界のやるべき施策、商品の「売り方」「魅せ方」が分かる (著者: 池田 紀行株式会社トライバルメディアハウス / 日経BP)

本書は、マーケティング戦略の実践方法と14業界における各業界ごとのマーケティング施策が詳細に紹介されています。自分の領域とは違う業界のマーケティングの特性を理解することで、マーケティング戦略を考える上での幅を広げることができ、マーケティング戦略を立てるための指針としておすすめの一冊です。


【新しい気づきを得られる本】

努力革命 (サクッとわかるビジネス教養) (著者: 尾原 和啓, 伊藤 羊一 / 幻冬舎)

本書は、尾原和啓さんと伊藤羊一さんによる話題作で、ChatGPTを活用することによって成長する方法を具体的な事例とともに解説しています。AIを活用することの意味、しないことのリスクについても理解が進みます。またAIではカバーできないことについての知識も学ぶことができるおすすめの一冊です。


ビジネス教養 地政学 (サクッとわかるビジネス教養) (著者: 奥山 真司 / 新星出版社)

本書は、ニュースや国際情勢を理解するために地政学の基本的な知識や具体的な事例をイラストを多用し視覚的に理解しやすく伝えています。またウクライナ情勢やパレスチナ問題など最近のトピックについても記載があります。地政学を学ぶ入門書として最適な一冊となっています


頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方 (著者: 橋本大也 / かんき出版)

本書は、AIを活用し効率的に働くための実践的なガイドであり、初心者から上級者まで幅広い層向けとなっています。具体例とともに、すぐに実践できる方法も紹介されているので、AIの活用法を学びたい方に役立つ一冊です。


DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門 (著者: 榊󠄀 淳 / 翔泳社)

本書は、データを使ってビジネスの改善ポイントを見つけ出し、効果的な施策を実行し、どのように企業全体の業績向上につなげることができるかについて実践的に書かれています。一休.comでの実例も勉強になる一冊です。


絶滅体験レストラン もしも環境問題が13の飲食店だったら (著者: WoWキツネザル / 山と渓谷社)

本書は、環境問題を13の架空の飲食店として体験できる形式で解説しており、楽しみながら現在私たちが抱えている深刻な問題を理解できるように工夫されています。環境問題を学びたい方や、日常的に考えるきっかけを求めている方にとって、おすすめの一冊です。


2024年上半期もたくさんの良書と出会うことが出来ました。いつも書かせていただいていますが、一見コミュニティづくりと無関係な本からも、新しい視座を得たり、新しい考え方を学ぶことが出来ます。本との出会いはとても貴重な学びの機会となります。

興味をお持ちいただけたら今回ご紹介した本を手に取っていただき、是非皆さまの日々の活動やコミュニティづくりのヒントになればと願っております。

なお、こちらは2023年12月末に紹介した10選の記事です。

こちらは2023年6月末に紹介した10選の記事です。

こちらは2022年12月末に紹介した20選の記事です。

こちらは2021年の20選の記事です。

また、以前にも3回に渡って""コミュニティづくり"に関わる方に読んで欲しいオススメの本を計9冊ご紹介してきました。こちらもよろしければご参照ください。

そしてこれまで何度も紹介しておりますが、拙著「コミュニティづくりの教科書」も皆さまのコミュニティづくりのヒントになればと思い書いた本ですので、お手にとっていただければ幸いです!

また、日本経済新聞でも20代のうちに読んでおきたいビジネス書の特集記事が出ていますので、よろしければご覧ください。


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