インサイトフォース 山口さんに「働き方×マーケティング」について聞いてみた!
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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インサイトフォース 山口さんに「働き方×マーケティング」について聞いてみた!

名刺を起点としてビジネスパーソンを繋げる『Eight』で、この度「Eight ONAIR」というビジネスイベントメディア機能をリリースしました。このコロナ禍で、人と出会って学びを得たり、コラボレーション機会を模索することは難しくなりました。代わって出会いの場はオンラインへ移行しつつあります。Eightでもオンラインでの学び・出会いを支援をするのがONAIRの狙いです。

新機能リリースを記念し全7回にわたって「働き方最前線:フロントランナーのビジョン」のテーマで私日比谷と、新しい働き方を探究・実践されている皆さんとの対談をした様子をかいつまんでご紹介していきます。

文末には本シリーズの他の対談をまとめた記事へのリンクや、次回の対談のお相手、テーマをご案内していますのでご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

山口 義宏さんに教わる「働き方 × マーケティング」のフロンティア

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第2回目のゲストはインサイトフォース株式会社の山口 義宏さんです。マーケティングやブランディング領域の方は山口さんのTwitterアカウント(@blogucci)をフォローしている方も多いのでは。代表を務めるインサイトフォースは11期目に。社会人としてのキャリアのほとんどがマーケティングやブランディングに関わる山口さんに、マーケターやマーケティング領域に関わる人たちの働き方、キャリアを聞いてみました(マーケティング領域以外の人も必読です!)。

マーケターの需要は増加傾向。しかしミスマッチが多いのも事実

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まずマーケターの職種と業界動向から聞いてみました。山口さんの所感では、マーケターの需要は増加傾向。しかし「マーケター」の仕事の定義は定まっておらず、ミスマッチが二つの意味で起きやすいと言っています。一つが業務範囲のミスマッチ。もう一つが見える化されていない流派のミスマッチ。これらの定義がマーケターを目指す人と企業側で曖昧なことが多く、ミスマッチが起き、双方不幸な状態が起こりやすいそうな。需要が伸びてはいるが数・質共に供給が追いついていない。これから成熟していく領域とはいえちょっと辛いですね…

ではミスマッチを防ぐためにはどうするのかと。そこで今日の本題に入ります。ちなみにこのあたりのお話は2018年に出版された『マーケティングの仕事と年収のリアル』をぜひご覧ください。実はこれ山口さんが個人的にされていた100名以上のマーケターのキャリア相談から生まれたものだそう。数々のキャリア相談で話したことの8割が実は同じ内容だったようで、それをまとめた内容になっています。

80点のスキルを100点に伸ばすのか、80点と他の何かを掛け合わせるのか

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マーケターとしてどのようにキャリアを築いていくのか、いくつか判断するポイントがあると整理してくれました。

1、専門特化か、バリューチェーンに広く関わりにいくのか
2、スペシャリストかマネジメント

第一の分かれ目がマーケティングコンサルや広告、PRの代理店などで専門領域に特化して短期間で同じ領域の経験値を積み上げていくタイプか、事業会社内でマーケティング〜セールス〜開発など、サービスやプロダクト提供までのバリューチェーンに対して広く関わるようになっていくタイプ。

分かりやすく言うと、例えばクライアント業界のSEOのプロジェクトだけをずっとやっていくのか、あるいは事業会社でマーケティング全般をやりながら社内の各部署の動きを理解したり折衝などもやっていく感じ。

第二の分かれ目がスペシャリストとしてスキルを磨いて突き詰めていくタイプか、マネジメントとして戦略を立てたり決裁をとりにいったりするタイプ。

マーケターあるいはマーケター志望の皆さんはこの分岐点のイメージがつきますか? 山口さんはこうした分岐を

▼80点の何らかのスキルを100点、120点と伸ばしていく特化型:上記でいうとXXだけをやり続ける、スペシャリストのタイプ
▼80点とその周辺領域で50点くらいのスキルを掛け合わせ型:バリューチェーンに広く関わる、マネジメントのタイプ

があるとも説明します。

このようにキャリアのタイプや選択基準を例示してもらったわけですが、これらはあくまでも考え方の一つですよね。どちらが良い悪いということはありません。ただ、業界やキャリアの全体像を俯瞰的にとらえ、選択肢それぞれのメリット・デメリットを理解すること、そして様々な外的環境のリスクも理解して選択することが大事だとまとめてくれました。

山口さんとの対談で思ったこと

山口さんは、業界全体を俯瞰して構造的に捉えていますよねぇ。ご自身のキャリアについてはどう考えているのかと質問したところ、山口さんの仕事観も詰まった回答をもらいました。

キャリアの志向性は最近意識し始めてきたものので、一生懸命仕事をしたら仕事で返ってくると考えています。そういった意味で自身は受動的だと思いますね。その代わり自分の強みが活きるポジションや市場の動向は常々ウォッチしているし、どこで戦うのか土俵選びにはめちゃくちゃ力をかけています。(山口談)

このコメントや対談を通して受け取ったものは二つあります。

▼ファーストステップ:そもそも自分が持っている選択肢を整理して精査してみてください。企業側の求めるマーケター像と自分のマーケター像をそれぞれ説明できますか?ちゃんとすり合わせができていますか?

▼セカンドステップ:選択肢を整理して初めて自分が何を選ぶかの問いができるようになります。その時は自身の強みや弱みを把握して、できるだけ負けないポジションをとりにいくのが良いかも?

テクニックとしてはいきなり転職・独立ではなく、一度副業をしてみるのもリスクを減らす方法ですよね。

ここまで読んでいただいた方はもうお分かりかと思うんですが、これ、マーケティング領域以外の職種の方にも応用できるお話でした。

今マーケティング領域で転職や独立を考えている方、これからマーケターを目指す方、そもそもキャリアに悩んでいる方、これを読んでいる皆さんが山口さんの知見やキャリアへの考え方を参考に、自分自身が納得の選択肢をとってもらえると嬉しいです。

次回のお知らせ

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次回は「働き方×営業力」のテーマで、TORiX株式会社の高橋 浩一さんと対談します。高橋さんは“営業力は「人生の選択肢を広げてくれる基盤」”とおっしゃっているのですが、きっと営業職じゃない人にも学びがあるはず。最近新著『なぜか声がかかる人の習慣』も出版されています。本の内容も絡めていろいろとお話を聞いていきたいと思います。

このシリーズの関連記事たち

「働き方最前線:フロントランナーのビジョン」の対談は全7回にわたって開催します。他の回のレポートもぜひご覧ください!

第1回:株式会社オカムラ 遅野井 宏さん「働き方ד働く環境”」
第2回:インサイトフォース株式会社 山口 義宏さん「働き方×マーケティング(本記事)
第3回:TORiX株式会社 高橋 浩一さん「働き方×営業力
第4回:&Co. 横石 崇さん「働く×働き方のエッジ
第5回:Peatix Japan株式会社 藤田 祐司さん「働く×コミュニティ
第6回:Voicy株式会社 緒方 憲太郎さん「働き方×個が輝く時代
第7回:複業研究家 西村 創一朗さん「働き方×複業」
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「人と情報をつなぎ、社会を変える主役を増やす」をテーマに、セクターを横断するコネクタとして活動。広報、マーケティング、新規事業、コミュニティ、トライセクター関連を中心に活動しとります。kipples代表。 詳細はこちら → https://kipples.jp/profile/