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Peatix 藤田さんに「働く×コミュニティ」について聞いてみた!

名刺を起点としてビジネスパーソンを繋げる『Eight』で、この度「Eight ONAIR」というビジネスイベントメディア機能をリリースしました。このコロナ禍で、人と出会って学びを得たり、コラボレーション機会を模索することは難しくなりました。代わって出会いの場はオンラインへ移行しつつあります。Eightでもオンラインでの学び・出会いを支援するのがONAIRの狙いです。

新機能リリースを記念し全7回にわたって「働き方最前線:フロントランナーのビジョン」のテーマで私日比谷と、新しい働き方を探究・実践されている皆さんとの対談をした様子をかいつまんでご紹介していきます。

文末には本シリーズの他の対談をまとめた記事へのリンクや、次回の対談のお相手、テーマをご案内していますのでご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

藤田 祐司さんに教わる「働く×コミュニティ」のフロンティア

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第5回目のゲストはPeatix Japan株式会社の藤田 祐司さんです。イベント、コミュニティ管理ツールの先駆け的存在であるPeatix、皆さんも一度は使ったことがあるのでは?聞けばPeatix、今では日本でもなんと11万のコミュニティがあり、9000イベントが動いている状態とのこと。さらに全世界では27カ国620万人の会員がいらっしゃるとか。すごい規模ですよね。

私と藤田さんの共通点といえば、まさにコミュニティ。私も様々なコミュニティを運営したり、活動していたりするわけですが、今日は改めて「コミュニティって何?」という定義からお話を伺ってみたいと思います。

コミュニティを表す2つのキーワード:「能動的」「フラット」

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世の中にはたくさんのコミュニティがあります。その中でも今日話していくのは上図の右側のほうのコミュニティです。「所属する一人ひとりが能動的にかつフラットな関係で成り立っている組織」のことをコミュニティと呼んで議論したいと思います。上図でいうと、参加者同士が自分の持つ何かをgiveし合って、矢印が双方向に出ている状態ですね。

さらにその中にも目的や性質別に、地域コミュニティ、TEDxのようなテーマコミュニティ、オンライン上で展開されるオンラインコミュニティ、AWSについて勉強するJAWS-UGのようなビジネスコミュニティの4つの種類に分けられると言います。

 こうした能動的・フラットな組織を支えるのが下図の「コミュニティ思考」。

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<コミュニティ思考>
①ビジョンを行動基準にする
②仲間と対等に接する
③仲間のために動く

確かにうまくいっているコミュニティを分析してみると、これら3つの基準をおおよそ満たしているように思います。

でも今回のテーマである「働く」を掛け算すると、上下関係が生まれたり、お互い遠慮したりして、なんだか大変そう。そこで仕事での活かし方を藤田さんに聞いてみました。

「働き方」に活かすコミュニティとの付き合い方

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コミュニティへの参加の仕方には参加者と運営者の2種類あると藤田さん。

参加者としては、積極的に質問をしたりイベントの様子や得たノウハウをシェアしてみましょうとのこと。これが自分の存在を認識してもらえることにもなり、コミュニティが活発化するきっかけになります。確かに運営側としても反応が見えて嬉しいものです。

さらにもう少し深くコミュニティに入っていくと、運営側に誘われることもありえます。運営側はイベントの企画から様々な調整、当日の運営まで、様々なスキルが求められますが(私は総合格闘技だと思っています)、それらを身につけることもできます。

そうして濃淡はありつつもコミュニティに参加していると、普段の仕事では見えない強みと弱みが見えたり、性格や能力も見えたりするわけです。
 加えて仕事よりもずっとフランクにFacebookやLinkedInなどでつながることもできますね。ビジネスコミュニティは特に、その繋がりから仕事が生まれることも珍しいことではありません。

このようにコミュニティ活動は様々な人や機会と出会うチャンスを確保できる土壌作りであり、結果生まれた好循環こそが「働く×コミュニティ」の最大のメリットであると言えそうです。

藤田さんからのメッセージ(コミュニティ初心者、運営したい人向けにそれぞれもらいました)

ここまで聞くと、今自分が所属している以外のコミュニティに早速参加してみるしかない!と思うのですが、そういった活動に不慣れな方もいると思うので、藤田さんに背中を押すメッセージをもらいました。

 僕でも、慣れないコミュニティへの参加が面倒に思ってしまうこともあるんです。でも、たいていそんなときにこそ、参加したおかげでいいことが起こったりする。笑 なので、参加が億劫だと思ったときには「もしかしたらいいことあるかもしれない」と思ってみてください。
 それから、最近はコロナ禍でオンラインイベントが活発です。あまり声を大にしては言えませんが参加もしやすく、途中退室もしやすくなっていることも事実です。なので気軽に“ちょっと覗いてみる”くらいの感覚で参加してみるのもいいんじゃないでしょうか。

これからコミュニティを作っていきたい人に向けてもコメントをもらいました。

コミュニティの運営は本当に大変です。イベントから企画まで全てやらないといけない。ポイントは小さく始めること、そして中長期の計画を持つことです。
 最初は3人でいいのでビジョンに共感してくれる人にアプローチしてみましょう。そして少なくとも1年くらいの計画を立てておきましょう。イベントを単発でやって“点”だけを作っても、ストーリーがつながりません。コミュニティの熱量が上がっていかないんです。
 入り口は小さく、計画を立てる。ぜひやってみてください。

詳細は『コミュニティ作りの教科書』に書いてあるそうなので、ぜひ読んでみてください。

コミュニティは同じ好きなことや、同じビジョンを持つ仲間とコラボレーションし、新たな人、機会、自分自身の可能性に出会う活動そのものだと改めて思いました。そこでの出会いや学びが、普段の仕事では得られない気づきをもたらしてくれるのは、想像に難くありません。

対面での出会いが制約される現在ではありますが、オンラインツールを駆使して、コミュニティ活動は継続していきたいものです(今回の対談もそうですよね)。これを読んだ皆さんも、いろいろなコミュニティに関わってみてはいかがでしょうか。

次回のお知らせ

緒方さん

第6回目のゲストはVoicy株式会社 緒方 憲太郎さんです。音声コンテンツ、音声メディアの人気が高まっています。Clubhouseの日本上陸がバズったのもつい最近のことですね。新しいメディアで活躍する個人はどのような特徴を持っているのか。活躍する個人になるためにはどう動けばいいのか。働く×個のテーマで対談を行います。

このシリーズの関連記事たち

「働き方最前線:フロントランナーのビジョン」の対談は全7回にわたって開催します。他の回のレポートもぜひご覧ください!

第1回:株式会社オカムラ 遅野井 宏さん「働き方ד働く環境”」
第2回:インサイトフォース株式会社 山口 義宏さん「働き方×マーケティング
第3回:TORiX株式会社 高橋 浩一さん「働き方×営業力
第4回:&Co. 横石 崇さん「働く×働き方のエッジ
第5回:Peatix Japan株式会社 藤田 祐司さん「働く×コミュニティ(本記事)
第6回:Voicy株式会社 緒方 憲太郎さん「働き方×個が輝く時代
第7回:複業研究家 西村 創一朗さん「働き方×複業」

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